落語家で人間国宝、桂米朝さんそっくりのロボット「米朝アンドロイド」の制作が、神戸市中央区の工房で進んでいる。日本が誇る世界的ロボット研究者と特殊造形メークアーティストのコンビが作る精巧な"米朝ロボ"で高座を再現する計画だ。お披露目は7月下旬予定。米朝さんの数え年での米寿を記念し、大阪・ブリーゼプラザ小ホールで8月1日から始まる「米朝展」で一般公開される。
米朝ロボの制作は、同ホールが「上方伝統文化の落語を、米朝さんと未来型ロボットを融合させて後世に残したい」と企画。一昨年、古典落語「時うどん」の口演ロボットの開発も担当した大阪大学の石黒浩教授と、米映画「ハリーポッター」や「スパイダーマン」などの特殊造形メークに携わった神戸市に工房を持つ遠藤慎也さんに制作を依頼、2012年2月にスタートした。
米朝さんの高座での顔の表情や身体の動きを石黒教授のチームがコンピューターにプログラミングする一方で、遠藤さんのグループが、米朝さんの写真や映像をもとに胴体などを制作している。ロボットは約10分間の米朝さんの落語の音声に合わせて唇やほおが動き、まばたきもし、肩や腕なども約30個のパーツで精巧に動くという。
石黒教授は、劇作家の平田オリザさんと共同でロボットと人との演劇公演も行っており、「人間の存在感を伝えるためには、資料映像などよりも、アンドロイドが一番適している」と話している。
米朝さんそっくりロボ、お披露目に向け製作中
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