かつて関西演劇界の拠点として親しまれた「近鉄アート館」(大阪市阿倍野区)が22年ぶりにリニューアルオープンするのを前に21日、こけら落とし公演を担う歌舞伎俳優、片岡愛之助さん(41)の舞踊「操り三番叟」の公開リハーサルが行われた。
旧・近鉄アート館は昭和63年、百貨店の中にある劇場として開館。劇団☆新感線や劇団そとばこまちなどの小劇場演劇から、文楽など伝統芸能まで幅広いジャンルの公演が行われ、関西演劇界の拠点の一つとなった。しかし平成13年に演劇事業は取りやめられ、イベント会場となっていた。
劇場の復活は、多彩な文化が息づく街づくりを目指して決まり、あべのハルカス近鉄本店のグランドオープンに合わせて開場する。客席は約300席。舞台を客席三方から囲む独特の劇空間となる。
この日公開された「操り三番叟」は、劇場の開場などで行われるおめでたい演目で、今回は墨絵師、東學さん(50)とコラボレーション。愛之助さんは「大阪に生まれ育ち、今も大阪に住む僕にとって、こけら落としを勤めさせていただけることは感無量。ここから大阪の新しい文化が発信されればうれしい」と話していた。
片岡愛之助特別公演 公開リハーサル
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