大阪の中心部をぐるりと1周するJR大阪環状線の沿線風景を描いたラッピング電車「OSAKA POWER LOOP」が5月31日、報道公開された。6月1日から運行する。環状運転(1周21・7キロ)が始まって3月で半世紀。古くさいイメージを払拭しようと、JR西日本は片側3ドアとなる新型車両投入や全19駅の改良工事を行う「大阪環状線改造プロジェクト」を推進しており、ラッピング電車の導入で「大阪環状線のみならず、大阪全体を盛り上げたい」と意気込む。
ラッピングが施されたのは、昭和44年12月から同線で使用されている103系電車(8両編成)。8人のアーティストが車両ごとに歴史や伝統芸能など8つのテーマでデザインした。
歴史をモチーフにした車両には大阪城や豊臣秀吉、食をテーマにした車両にはお好み焼きやたこ焼き、串カツなどが描かれている。
103系電車は約45年間にわたり大阪環状線を走ってきた同線の"顔"だけに、沿線のランドマークを描いた2両目などには103系電車自体も登場している。
古めかしい電車の代名詞となりつつある103系電車だが、車内や外観の一部を現代風のものと交換する延命更新工事が施され、同線ではまだまだ現役。JR西は「103系は古い車両だが、大阪環状線の沿線を最も長く見つめてきた車両でもある。今回のラッピング電車に最もふさわしいと判断した」としている。
JR西近畿統括本部によると、改造プロジェクトでは平成29年度までに新型車両も投入。103系電車のように片側4ドアではなく、片側3ドアの車両とする方向で検討している。
103系電車が近い将来、同線から姿を消すことになるのは避けられず、担当者は「新型車両を投入するまで、103系のラッピング電車は続けるので、ぜひ乗って、見て、楽しんでほしい」と話している。
大阪環状線がアートに変身!
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