滋賀県高島市が平成19年度から25年度にかけ、家庭ごみを燃やした後のばいじんから国の基準値の最大約17倍のダイオキシンが検出されたにもかかわらず、検査データを隠して神戸市東灘区の神戸沖埋立処分場に搬入していたことが、処分場を管理する「大阪湾広域臨海環境整備センター」(大阪湾フェニックスセンター)への取材で分かった。ダイオキシン類対策特別措置法に抵触したとして、5月30日から高島市の搬入を禁止した。
高島市などによると、センターに搬入していた廃棄物は、家庭から出た可燃ごみなどを市環境センター(同市今津町途中谷)で焼却処理したあとの焼却灰やばいじんなど。市は19年度以降、同市の焼却施設で燃やした家庭ごみのばいじんから基準を超えた数値が出ていたが、これを隠蔽。焼却設備を清掃し、ダイオキシンの含有量が多い古いばいじんを取り除くなどした後に再検査し、基準値に収まった数値を提出した。
センターが処分場近くの大気などを調べたところ、基準値以下で健康被害や環境への影響はないという。高島市の福井正明市長は「大阪湾広域臨海環境整備センターをはじめ関係団体の信頼を裏切り、深くおわび申し上げる」などとコメントを出した。
滋賀県高島市が基準超ダイオキシン検出廃棄物を神戸沖に搬入
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