京都市左京区の市動物園でニシゴリラの2歳の雄、ゲンタロウがタッチパネルを使って数字を覚える学習に取り組み、大きな成果を上げている。すでに「1~5」まで順に指し示すことができ、今は「6」に挑戦中。研究者も驚く学習能力の高さを示しており、天才ゴリラの誕生に期待が高まる。数字の順序を覚える課題の研究はゴリラでは国内初の試みで、世界的にも珍しいという。ゲンタロウと両親の親子3頭が飼育されている動物舎にタッチパネルが設置されたのは4月26日。ゲンタロウは5月3日からパネルにタッチし始め、園側は、ゲンタロウの警戒心を解くため、最初はゲンタロウが画面に触れるだけでエサを与えるなどしていた。ルールは画面に表示される数字を順番に触れること。正解するとエサがもらえ、正答率が一定の値を上回ると、数字の数を増やしていったという。当初は「1~2」の課題をクリアするのに1カ月以上かかったが、その後は順調に進展。これまでに計5千回以上の練習を繰り返し、2カ月半で「1~5」を習得。7月22日から新たに「6」を加え、週に3~4日、約30分間勉強に励んでいるという。同園生き物・学び・研究センターの田中正之センター長は、「半年で9までの数字を覚えた天才チンパンジー、アユムのペースを超える可能性もゼロではないが、のんびりと見守ってあげたい」と話していた。
数字覚えるゴリラ 京都市動物園
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