東京・上野の森美術館で8月8日から始まる「メカニックデザイナー 大河原邦男展」の会場で、展覧内容を案内する音声ガイドの収録が都内のスタジオで行われた。ナビゲータを務めたのは、ガンダムシリーズにゆかりの深い声優の保志総一朗さんと小松未可子さん。テレビアニメ「ガンダムビルドファイターズ」(2013年10月~14年3月放送)で主人公のイオリ・セイの声を担当した小松さんに収録前の意気込みや、放送当時の思い出などを聞いた。
――音声ガイドの収録は初めてということですが、今の心境を聞かせてください
「大河原先生の作品に登場するキャラクターを代表して、音声ガイドを務めさせていただきます。先生の仕事を振り返ることは、アニメ史を振り返ることにもなる。本当に大きなプロジェクトなんだな、と実感しています。音声で解説が聞けるということは、楽しみが1つ増えることでもあります。楽しんでいただけるような音声が撮れたらいいな」
――主人公を担当した「ガンダムビルドファイターズ」の思い出は?
「主人公が2人いて、異世界からやってきたレイジ(イオリ・セイが製作したプラモデルの操縦者)と合わせて、2人で1つと思っています。ガンダムシリーズの主人公で2人で1つというのはなかったと思うし、コンビネーションというか、熱い感じというか。(収録では)始まってから終わるまで、2人でとにかく、肩で息をしながらというか、すごい体力勝負な現場だったなぁ」
――ガンプラ(ガンダムシリーズのプラモデル)バトルを扱った異色の作品でした
「印象深かったことの1つにガンプラを現場でいただけるということがありましたね。わりと毎週、『きょうこれいただきましたぁー』『持ってきたいひとー』『挙手っ』みたいな感じで。あ~~って走るので、取り合いでしたね(笑)」
――好きなメカを教えてください
「やはり自分(主人公のイオリ・セイ)が使っていた機体『ビルドストライクガンダム』は思い出深いですね。初めて自分(小松さん)で作ったガンプラもそれですから。主人公自身が歴代ガンダムのファンで、ある意味ファン代表がそのアニメの主人公という作品でした」
――小松さんはアニメ好きが高じて声優になられたとか。デビュー前に印象に残っている大河原作品はありますか?
「実は自分は子供のときロボットアニメは、そんなに見ていなかった。やはり女子だったので、どっちかというと女の子が戦う感じのアニメが多かったんです。その中でも見ていたのはヤッターマン。リニューアルされた新しい世代のヤッターマンでした」
―来場者に向けてメッセージをお願いします
「ファンの方が大勢集まると思いますが、音声ガイドを聞いていただくことで、『こういうことだったんだ』『こんな知らない裏話があったんだ』といろんな発見があります。展示作品を見て『これも先生だったんだ』という驚きがあるかもしれない。きっと童心に返ることができる素敵な場所になると思います」
――ニュースサイトのユーザーにもメッセージを
「30~40代の男性が多いと聞いているので、“ドストライク”のファーストガンダム(シリーズ第1作「機動戦士ガンダム」)世代。『ガンダムビルドファイターズ』の主人公イオリ・セイは父親の影響で、夢の中でアムロ(ファーストガンダムの主人公)の台詞が出てきちゃうぐらいでした。大河原先生の作品が大集合する“夢の宝庫”のような展覧会です。皆さんの子供の頃の記憶に刺激を与えるものが多いと思います。少年に戻って、ぜひ遊びに来てほしいな」
■小松未可子(こまつ・みかこ)1988年11月11日生まれ。三重県出身。血液型B。愛称は「みかこし」。主な出演作に「K」「モモキュンソード」「ニセコイ」「アオハライド」など。2012年4月にはヒロイン役を務めた「モーレツ宇宙海賊」のイメージソングでアーティストデビューも果たしている。
声優・小松未可子さん「童心に返れる素敵な場所に」 大河原邦男展で音声ガイド担当
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