東京・上野の森美術館で開催されている「メカニックデザイナー 大河原邦男展」で、大河原氏がガンダムのイラストを仕上げるまでの様子を収めたドキュメント映像「デモンストレーション 機動戦士ガンダム RX-78-2」が公開されている。着手から完成まで、大河原氏の一連の制作過程が記録されたのは初めてという。
映像は7月初旬、大河原邦男氏の自宅にある作業部屋で撮影。展覧会に合わせてサンケイスポーツが発行した「大河原邦男新聞」の表紙イラストの制作過程を収めた。約5時間の映像を約5分間に編集している。
描き終えた下絵の裏側を鉛筆で塗りつぶすところから始まり、着色を終えて右隅にサインを入れ、羽根で消しゴムのカスを払うところで終了。マスキングしたセルシートをポスターカラーの瓶などで押さえたり、筆を定規に叩きつけて宇宙空間を表現するなどアナログならではの巨匠の技を堪能できる。
大河原氏は東京・新宿で開かれた展覧会の前夜祭で、一連の制作過程を撮影したのは初めてだったことを明かし、「後に続く世代のため、今展では出し惜しみしなかった」などと述べていた。
アニメーション研究家で今展の監修を務めた五十嵐浩司氏も「大河原さんが仕事をしている風景を見せるのは極めて珍しい。特に映像で見られる機会は大変貴重です。パソコン上で絵を描くことが主流になっている現在、手書きだからこそ生み出せる作品があると知ってもらう機会になると思う」と話している。
大河原邦男展は9月27日まで。9月から展覧会の開場時間を変更。金曜日の4日と11日、17日から最終日まで2時間延長し午後7時までとする。一般1500円、高大生1200円、小中生500円(価格はすべて税込み)。産経新聞社、産経デジタルなど主催。
超レアな「ガンダム」制作ドキュメント映像 大河原邦男展で公開
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