手持ち花火を同時に点火した人数のギネス世界記録に挑戦する市民参加型イベント「枚方花火NIGHT」が18日、枚方市の淀川河川公園で行われた。残念ながら記録は583人に終わり、世界記録(938人)の更新はならなかったものの、主催者は花火大会復活への手応えを感じている。
かつて枚方の夏の風物詩として、同じ河川敷で行われていた「くらわんか花火大会」の復活を計画する一般社団法人「Light up OSAKA」が、来年の花火大会復活を目指して地元の結束を強めようと企画した。
理事長の井関拓史さん(29)は、市内で飲食店を経営。
毎年夏になると、店を訪れる多くの住民から「あの花火をもう一度見たい。復活してほしい」と聞かされていた。
最後となった平成15年には約20万人の見物客が訪れたくらわんか花火大会だが、協賛金が集まりにくくなり、13年に兵庫県明石市で起きた歩道橋事故を受けた安全対策費の高騰などを理由に休止に追い込まれた。
井関さんとともにライトアップを立ち上げた建築デザイナーの余田圭二郎さん(31)は、父親の託男さんが花火大会の運営に長年携わっていた。19年、託男さんが肺がんを患い入院。かつて花火大会が行われていた河川敷が見える病室で「何でなくなったんやろうな」と寂しそうに
つぶやき亡くなった。
余田さんは長女(3)の成長を見守るうちに「父の願いをかなえ、花火大会を復活させたい」との思いが募り、昨年7月に井関さんらメンバー10人でライトアップを発足。復活に向けたプレイベントとして、ギネス記録に挑んだ。
「同時に手持ち花火を点火した最多人数」は、25年に京都で845人が参加し、ギネス記録が樹立されたが、翌年、米フロリダ州で938人に
更新された。
この日、午後7時すぎ、スタートの合図と同時に河川敷に集まった市民らが手持ち花火を一斉に点火したが、583人にとどまり、記録更新はならなかった。
余田さんは「ギネス挑戦は失敗したが、花火大会の復活を望む多くの人が集まり、父親も喜んでくれていると思う」。井関さんは「市民らの結束が強まり、来年の実現に向けて一歩前進した」と笑顔で語った。
「枚方花火NIGHT」ギネスに挑戦
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