東京電力福島第1原発事故で、避難を余儀なくされた福島県浜通りの酪農家5人が昨秋、立ち上げた「復興牧場」が軌道に乗り、1日約3.6トンの生乳を休みなく出荷している。
運営会社は「幸福の牛乳」を意味する「フェリスラテ」。福島市土船にある約3.4ヘクタールの牧場で乳牛390頭を飼育している。
社長の田中一正さん(44)は東京生まれ。北海道で酪農を学び、栃木県の大規模牧場で経験を積んだ後、30歳で福島県飯舘村に移り自分の牧場を持った。しかし、原発事故で乳牛50頭の半分を殺処分に。残りは他の施設に譲るなどして命は救ったものの牧場は閉鎖した。
その後、福島や山形などで牧場を手伝っていたが、福島県酪農協同組合から国や県の補助金などを利用した復興牧場の設立を持ちかけられた。共同経営者は原発事故前まで飯舘村や浪江町、南相馬市で牧場を営んでいた酪農家だ。早朝と夕方に搾乳があり、昨年10月のオープン以来、忙しい日々が続くが、4月には20歳の新入社員2人が加わる予定という。
「規模を大きくして酪農好きの人が働きやすい場を作りたい」。田中さんが描いている夢だ。
再出発 幸福の牛乳で 福島「復興牧場」
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ