湖国三大祭りの一つ、「山王祭」の幕開けを告げる「神輿上神事」が6日、大津市坂本の日吉大社で行われた。氏子や比叡山高、北大津高の野球部員ら約300人が、重さ約1トンのみこし2基を八王子山(標高381㍍)山頂付近にある社殿まで担ぎ上げた。
山王祭は、天下泰平と五穀豊穣を願う祭り。延歴10(791)年に桓武天皇が同神社に2基のみこしを寄進して以来、1200年以上の歴史を有している。
このうち神輿上神事は、比叡山の神が降臨するとされる八王子山山頂付近の社殿に麓から2基のみこしを上げる。社殿に納められた2基にはそれぞれ牛尾宮(男神)、三宮宮(女神)が宿り、約1カ月間お見合いをするという。
氏子らが、拍子木の音を合図にみこしを肩に担ぐと、比叡山高と北大津高の野球部員らもロープを引っ張り、一緒に約1キロ先の社殿へ向けて出発。「ヨイコラ」の掛け声とともに、急傾斜の山道を約1時間かけて駆け上がった。
山王祭は、神様の結婚式を表現した「午の神事」(4月12日)のあと、御子神(子供の神)が誕生する「宵宮落し神事」(同13日)でクライマックスを迎える。
山王祭・神輿上神事(滋賀県大津市の日吉大社)
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