紅白に色づいた花びらが水彩画のような景色を作り、木々を吹き抜ける春風が、甘い香りを届けてくれる。
3月初旬、いなべ市農業公園(三重県)を目指した。園内の「梅林公園」は、広さ38ヘクタールで甲子園球場10個分もある。
この冬は暖冬の影響で開花も早く、恒例の「梅まつり」は1カ月ほど前倒し。「呉服枝垂」や「南高梅」、「白加賀」など約100品種、4500本の梅が咲き誇る。
散策路から、花のアップや人出など一通りの撮影を終えて、公園の管理を行う一般社団法人「サンパークいなべ」の安達進さんに、一番の撮影ポイントを聞いた。
「高台から梅林を一望できるロケーションがおすすめ」と安達さん。
鈴鹿山脈をバックに梅林を撮影できる高台のスポットは順番待ちの列ができる人気。
光線状態のいい順光で撮影しようと朝方に高台に向かう。5分ほど並んだ後、三脚を立てカメラをセットした。木々の間から視界が開け、一面に広がる梅林が、パッチワークのじゅうたんを広げたような光景を見せた。
暖かな日差しに誘われて小さな子供を連れた家族の笑い声が聞こえる。お父さんの抱っこで、梅をバックに記念撮影。鮮やかな春色が公園を包んだ。
□撮っておき!メモ
「いなべ市農業公園」には梅林をはじめ、パークゴルフ場や4月中旬から見頃となる「ボタン園」などを併設。都会の喧噪から離れ、四季を通して楽しむことができる。
梅林は平成11年に整備され、15年から梅まつりを開催。6月下旬には「梅の実もぎとり体験&梅ジュースづくり体験」が予定されている。問い合せは、いなべ市農業公園(0594・46・8377)。
【撮っておき!日本】いなべ梅林 三重 春色のリズム
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