お母さんに対する小学生の優しさを〝ものづくりの町〟東大阪の中小企業のおっちゃんたちが形にした。
市内の中小企業など約70社で構成する「東大阪ブランド推進機構」は、小学生を対象にした発明品アイデアコンテストで入賞した「ありがとうボタン」を完成させ、発案した市内の小学4年、馬渡日菜子さん(10)に贈呈した。ありがとうボタンは、車を運転中のお母さんが道を譲ってもらったとき、相手にクラクションを鳴らす代わりに、もっと優しく感謝の意を伝えられないかと考えたもので、「イメージ通りのボタンができてうれしい」と話している。
ありがとうボタンの開発は、市内でキャラクター雑貨・文具などを手掛けるカワキタ(同市荒川)の河北一朗社長(49)をリーダーに、市内のアクリル加工業者やプラスチック加工業者、デザイナー、大学教授、回路設計者などで構成するプロジェクトチームが取り組んだ。
約半年間の開発期間を経て「ありがとうボタン」は完成。手元の無線ボタンを押すと、車のフロントガラスとリア(後部)ガラスの内側に取り付けられたスマイルマークのLED表示板がゆっくりとピンク色に点灯し、同時に車内で〝ポワ~ン〟と音がなる仕組み。
表示板のスマイルマークは馬渡さんがデザインしたもので、河北社長は「とくに夜間走行時に点灯すると、はっきりと笑顔のデザインが浮かび上がる」と、開発品に自信をのぞかせる。お母さんの朋子さんは「娘が一生懸命考えてくれました。運転中にボタンを押すと、私自身も癒やされる感じがします」と感激を隠せない。馬渡さんは「このボタン(で点灯するスマイルマーク)を見た人が、優しい気持ちになってほしい」と話していた。
優しく感謝の気持ちを伝える「ありがとうボタン」完成
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