長野県の諏訪地方を舞台に「数えで7年」として6年に1度行われる大祭「諏訪大社御柱祭」が2日、開幕した。1200年以上続くとされる、社殿の四隅にあるモミの木を建て替える神事。諏訪の氏子約20万人が巨木16本を人力だけで曳く姿に地元住民や観光客が熱狂する。2日は、上社本宮(諏訪市)と前宮(茅野市)に建てる8本を山から里へと曳き出す「山出し」が行われた。
氏子たちは午前7時半、茅野市と原村の境にある柱の安置場所「綱置場」を出発。長さ17メートル、重さ約10トンに及ぶ「本宮一之御柱」を先頭に「よいさ、よいさ」と威勢の良い掛け声を上げながら柱を引っ張って街道を突き進んだ。上社の山出しは4日までの3日間で、同市安国寺の「御柱屋敷」までの約12キロを曳行する。
3日からは、メドデコというV字型の丸太に大勢の若者を乗せたまま急坂を滑り降りる「木落し」と、氏子たちが早春の雪解け水に清められながら宮川を渡る「川越し」がある。下社(下諏訪町)の山出しは8~10日に行われ、一連の神事は5月中旬まで続く。
前回の御柱祭では、柱を建てる際に転落した氏子の男性2人が死亡した経緯があり、主催者は命綱の着用など安全管理の徹底を呼びかけている。
諏訪大社御柱祭 上社の「山出し」でスタート
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