大阪のクラブチーム「大阪アタッカーズ」に所属する嵯峨根望さん(28)は右太ももの半分、左膝の下からを持たない。生まれつきの障害のため1歳の頃に切断したという。右手の指は4本しかないがセッターとして活躍する。
「シッティングバレーボール」は、床に臀部の一部を常に接触したまま行う6人制のバレーボール。1956年に戦争によって体が不自由になった人々によりオランダで考案された。立ち上がったり、飛び跳ねたりすると反則になる。ネットの高さは男子が115㌢、女子は105㌢で、健常者も一緒にプレーできる。
望さんのモットーは「自分に自信を持って生きること」。小さい頃は義足をつける自分を「スーパーマンと思っていた」という。
しかし小学校に入ると「歩き方が気持ち悪い」、「ロボットみたい」などといわれるようになった。心ない言葉に、次第に義足のことを隠すようになる。プールの授業でも水から出るとタオルで下半身を隠していた。
転機が訪れたのは、中学2年の夏。友人の家に泊まったとき、あまりの暑さに「義足外していいかな?」と聞く。「やっと見せてくれるんやな」。思いがけない答えに驚いた。そして、隠していたのは足ではなく自分の心だったと気付いた。
4年後の東京パラリンピックを見据え戦い続ける。
「パラアスリート」シッティングバレー・嵯峨根望
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