JR北海道の島田修社長は14日の定例記者会見で、相次いで北海道に上陸した台風による被害が「(平成12年の)有珠山噴火(被害額約20億円)をしのぐ。JR北海道発足以来の災害となった」と述べ、減収が約40億円にのぼる見込みであることを明らかにした。被害が大きかった根室線の復旧は「12月にずれこむことも覚悟しなければならない」とした。
会見で、ドローンで被害状況を撮影した画像を公開した。
根室線と石勝線にまたがる不通区間は札幌と帯広、釧路を結ぶ特急「スーパーとかち」「スーパーおおぞら」が通る。六つの橋が流される被害があり、現在は臨時列車と代行バスを組み合わせて運行している。
そのうえで河川を管理する自治体との協議や、新たな橋桁の手配が不確定要素だとして「経営に与える影響は甚大。損失を少しでも小さくするためにも復旧に全力を挙げたい」と強調した。
路盤が流失した石北線については、工事が順調に進んでいるとして、復旧は当初予定していた10月中旬から、10月上旬に早まるとした。
また、JR北は同社単独では維持困難な線区の具体名を公表し、バスへの転換も含めて地元と協議する方針を示している。島田社長は「先送りできない重要課題。復旧の見通しを示した上で、秋口のうちには公表したい」と語った。
JR北海道 ドローンで台風被害状況を撮影した映像を公開
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