紅葉で色づいた木々のトンネルを、落ち葉を踏みしめながら歩く。川の流れにある岩の上には、赤や黄色の落ち葉が彩りを添えていた。
「奥入瀬渓流」は、奇岩や滝、カエデやブナなど豊かな自然を楽しめる景勝地。
青森県十和田市の焼山から十和田湖畔の子ノ口までの約14㌔に、遊歩道が整備され、ハイキングコースとしても人気がある。昭和27年には、天然記念物に指定された。
下流にある奥入瀬渓流館から、十和田湖に向けて歩き始める。紅葉が見頃を迎え、秋限定の美しさだ。
写真を撮りながらゆっくり進むと、2時間ほどで、「三乱の流れ」が見えてきた。一つの流れが三つに分かれることから、名付けられたという。「阿修羅の流れ」や「白銀の流れ」と並ぶ、渓流を代表する景観のひとつだ。
木々の間を抜ける激しい流れを、スローシャッターで撮影する。水の流れが白いラインとなって浮かび上がった。
時折強く吹く風に、空から木の葉が舞い降りる。流れに身をまかせていくものや、クルクルと水面を回り続ける葉などさまざまだ。
流れにちゃんと乗れているんだろうか、迷いながらも一歩一歩、進んでいるんだろうか…。心の中に、自分が歩んできた道が浮かんできた。
散策の最後を飾る「銚子大滝」にたどり着いた頃には、みぞれ交じりの空模様になった。十和田湖へと抜けると、湖畔の木々は真っ赤に色づき、山上ははうっすらと白く染まっていた。
【撮っておき!日本】青森・奥入瀬の紅葉 【4K】
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