朝日を浴び、紅葉した木々が鮮やかに輝き出す。まるで龍が尾根を昇っていくような光景が浮かび上がった。
奈良県東南部に位置する上北山村。547人(11月1日現在)が暮らし、総面積の約97%を山地が占める。東に大台ケ原山地、西に大峰山脈など、雄大な山々と原生林に囲まれた自然豊かな村だ。
隣接する天川村へ抜ける国道309号から望める「ナメゴ谷」の絶景は今年、県広報誌の表紙やテレビ、雑誌などに多く取り上げられ、知名度が急上昇した。
山肌の緑部分の多くは昭和30年代に植林された針葉樹の杉。紅葉している尾根筋は桜、ブナ、ミズナラ、ヒメシャラなどの広葉樹だ。山火事の際の延焼防止などのため、自生していた木々をそのまま残したという。秋は黄色、赤、オレンジと鮮やかに紅葉、春には淡い桜色に尾根を染める。
紅葉の見頃を迎えた12日の土曜日には、早朝から多くのアマチュアカメラマンらが集まった。その数およそ80人。愛知県岡崎市から車で4時間以上かけて訪れたという加藤毅彦さん(49)は「午前1時に着きましたが、すでに場所取りの人でいっぱい。紅葉は色づきのタイミングを計るのが難しい。みんな必死ですよ」と、〝龍の目覚め〟を待った。
午前7時過ぎ、稜線(りようせん)から顔を出した太陽がナメゴ谷を照らすと、山間に歓声とシャッター音が響き渡った。 (写真報道局 川口良介)
view 尾根を昇る“赤い龍” 奈良県上北山村「ナメゴ谷」
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ