「そろそろ紅葉の見頃も終わりますよ」― 電話でそう聞かされ、大急ぎで福井県越前市の御誕生寺に向かった。ひんやりとした空気が晩秋を実感させる。
広い駐車場の端にずらりと並んだお地蔵様を見守るように座る猫。その後ろで、真っ赤に染まったモミジが鮮やかな背景を演出していた。
足下に目をやるとそこには「レオ」の姿があった。猫寺としてすっかり有名になった御誕生寺の元祖アイドル猫だ。
参拝客の車のダッシュボードが大のお気に入りで、油断するとすぐに車内へ侵入してくる。無理に降ろそうとすると怒って大きな声で鳴く。
「猫の数は概ね30匹前後を推移している」と話すのは猪苗代昭順副住職。
2002年の再建時に、4匹の捨て猫から始まった「猫寺」の歴史は、決して平坦な道のりではなかった。一時は80匹を超える勢いだったその全てに目が行き届くはずもなく、「本来あるべき姿ではない」と感じた副住職は、インターネットを通じて寺の情報を発信することにした。
今ではフェイスブックのフォロワー数が1万5千人に迫る勢いで、理解のある「御誕生寺ファン」が数多く寺を訪れるようになった。
大晦日、除夜の鐘が鳴り響く境内には例年300人以上の参拝者が訪れる。猫はブラブラと境内を歩き回る。それでいい。それが猫の仕事なのだから。
産経新聞のカメラマンが取材した各地の猫たちがカレンダーになりました。日本各地の猫所(ねこどころ)の写真で四季をお届けします。今回は前年より倍増の12枚綴りで猫の数も2倍に。
お問い合わせは産経メディックス(電話)03-6800-4517(平日午前10時~午後5時)まで。
インターネットの産経ネットショップ(http://sankeishop.jp/)でも販売します。
秋色に染まる「猫寺」 福井・御誕生寺
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ