●「国民に大変申し訳ない」 加計学園の国会論戦、政府対応の二転三転を反省
安倍晋三首相は19日の記者会見で、学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画などをめぐる国会論戦について「政策とは関係ない議論ばかりに多くの審議時間が割かれてしまった。国民の皆さまに大変申し訳なく感じている」と謝罪し、反省の言葉を述べた。
「総理のご意向」などと記された文書が文部科学省の再調査で見つかったことに関しては「二転三転し、時間がかかった。国民の皆さまの政府への不信を招いたことは率直に認めなくてはいけない」と説明した。
「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法や森友学園をめぐる問題などについても「政府として説明を重ねてきたが、残念ながら必ずしも国民的な理解は得られていない」とした上で、「今後、何か指摘があれば政府としてはその都度、真摯に説明責任を果たす」と語った。
●人づくり改革相を設置へ 7月に「みんなにチャンス! 構想会議」を立ち上げ
安倍晋三首相は19日、通常国会閉会を受けて官邸で記者会見し、「人づくり改革」を検討する有識者会議「みんなにチャンス! 構想会議」を7月に発足させると表明した。担当相も設置する。首相は高等教育の無償化を改憲項目の一つに掲げており、会議を通じて憲法改正への道筋を示す狙いがある。
首相は「憲法改正は自民党立党以来の党是だ」と強調した。ただ、衆参両院で3分の2超の賛成を得ることについて「簡単なことではない。与野党を超えて建設的な議論を行えるような自民党提案となるよう、中身の検討を優先させたい」と語り、党憲法改正推進本部の議論を加速させる考えを示した。
夏にも内閣改造・自民党役員人事を検討していることを認めた上で「さまざまな重要政策の大きな推進力を得るためには人材を積極的に登用し、しっかりとした体制をつくることが必要だ。そうした観点から、これからじっくり考えたい」と語った。
また、有効求人倍率がバブル時代を上回る高い水準を維持していることなどに触れ「経済の好循環を力強く回転させていくため、これからも安倍内閣は経済最優先で取り組んでいく。成長戦略の実行と構造改革の断行にかかっている」と述べた。国家戦略特区などによる規制改革に関しては「抵抗勢力が必ず存在するが、私は絶対に屈しない。ドリルの刃となって、あらゆる岩盤規制を打ち破っていく決意だ」と語った。
安倍首相 記者会見 ノーカットVol.1
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