茨城県大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館で今月1日から「ペンギンのお散歩タイム」が始まった。毎年秋から春に行っている同館屈指の人気イベントだが、昨年度は県内で発生した鳥インフルエンザの影響で開始早々に中止。約2年ぶりの復活となった。来館者らはヨチヨチと必死に歩くペンギンの愛らしい姿を楽しんでいる。
お散歩するのは同館で飼育されている41羽のフンボルトペンギンから〝選抜〟された約15羽。「隊長」である飼育員の後に続き、屋外展示エリアを約10分で往復する。
コース途中にはハードル、階段とスロープ、橋などの障害物が置かれ、ピョンと思い切りのよいジャンプを披露する場面も見られる。我先にと先頭に立つペンギンもいれば、のんびりと寄り道する気まぐれなペンギンも。
お散歩タイムを見た水戸市の主婦(33)は「ぺたぺたと歩いている姿がかわいかった。動物が苦手な息子も珍しく大喜びでした」と笑顔。土日には立ち見客も出るほどの人気イベントだ。
観客席とペンギンの距離が近いこともあり、通常の展示では伝わりにくい陸上でのペンギンの歩き方や移動方法を間近で観察できるイベントにもなっている。ペンギンを担当している飼育員、山田遙香さん(21)は「かわいさを楽しんでもらうと同時に生態をより深く知ってもらえる良い機会」と話す。
同館では、水戸市内の野鳥から鳥インフルエンザウイルスが相次いで検出されるなどしたため、昨年12月からペンギンが飼育されている屋外エリアが封鎖され、展示を止めていた。それに伴いお散歩タイムも中止になった。
昨年11月に同館に採用された山田さんも初めて来館者の前に出る仕事として、お散歩タイムの隊長を任される予定だったが、鳥インフルエンザの影響でデビューがお預けに。改めてデビューに向け、今年10月下旬にはペンギンたちと開館前に〝朝練〟を重ねた。「好きなイベントなので、私も早くお散歩したくて待ちきれなかった」と今月2日に念願の隊長デビューを果たした。「先頭と最後尾で歩くペースが違うのが難しいが、だんだん慣れてきました」とお散歩を楽しんでいる。
ペンギンのお散歩タイムは毎日午前11時から開催。雨天や荒天の場合は中止。来年5月6日まで。
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アクアワールド県大洗水族館は、延べ床面積約1万9800平方メートルで、展示水槽数は。約580種、約6万8千点の生物を展示している。
海の食物連鎖の頂点に立つサメの飼育に最も力を入れており、水族館のシンボルマークのモチーフにもなっている。
車でのアクセスは、東水戸道路水戸大洗インターチェンジから約分。料金は大人1850円、小中学生930円、幼児(3歳以上)310円。
問い合わせは☎029・267・5151。
大洗水族館で「ペンギンのお散歩タイム」が復活 ヨチヨチ歩きに大興奮
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