道路を覆うように約500本のメタセコイアが続く。朝の光が差し込むと、紅葉のトンネルが鮮やかな色彩に包まれた。
琵琶湖の北西、滋賀県高島市マキノ町にある「メタセコイア並木」が色づいている。
昭和56年に周辺にある果樹園の防風林として、ヒノキ科のメタセコイアを植え始めた。当時は約2mの苗木だったが現在は25mほどに成長し、県道の2.4キロにわたる景観ができた。
紅葉のほかにも季節ごとに装いを変える姿に観光客が絶えない。数年前にテレビや雑誌で取り上げられて以来、写真共有サイトに投稿する際、「インスタ映えする」と若い女性に人気の撮影地になった。今では休日に一日5千人以上が訪れる。
一方で路上駐車や車道での撮影など、マナー違反も増えてきた。取材中、「ここは生活道路です、歩道にあがってください」と地元警察が呼び掛けていた。市は駐車禁止の看板を新たに設置し、周辺駐車場では誘導員を増やすなど対応している。
並木の剪定や清掃作業をしている「マキノのメタセコイア並木を守り育てる会」の河越安嗣会長(74)は「たくさんの人に来てもらえるのはうれしいことですが、交通ルールを守って、気持ちよく楽しんでもらいたい」と話す。
並木は今年10月、台風21号の影響で7本が倒れた。枝も相当数が落ち、例年より紅葉の色づきは悪いというが、それでも絶景に変わりはない。
メタセコイアの葉はこれから赤く染まり、12月中旬には落葉、本格的な冬を迎える。(写真報道局 桐山弘太)
view メタセコイア並木 “インスタ映え”の紅葉トンネル 滋賀県高島市
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