「丹波篠山市」への市名変更の賛否を問う兵庫県篠山市の住民投票と、前市長辞職に伴う出直し市長選が18日、実施された。即日開票の結果、住民投票は賛成が1万3646票で反対の1万518票を約3千票上回った。出直し市長選も改名推進派の前職、酒井隆明氏(64)が当選。酒井氏が「住民投票の結果を尊重する」としていることから、市名変更に向けて大きく前進した。
市によると、自治体の改名をめぐる住民投票は全国初という。投票率は69・79%で成立要件となる投票率50%を超えたため、午後9時20分ごろから開票が始まり、10時56分に賛否が確定した。
出直し市長選は、改名を進めてきた酒井氏の市政運営への評価が主な争点となったが、自民、国民民主、公明、維新の各党から推薦を受ける酒井氏が、元市議で無所属新人の奥土居帥心(おくどい・すいしん)氏(60)を破って当選した。
酒井氏は今年8月、丹波篠山市への市名変更の方針を決定。市民団体の署名運動で10月、同市初の住民投票の実施が決まったことを受け、「市民に信を問いたい」などとして3期目途中で辞職した。同日投票とすることで関心を高める狙いもあった。
住民投票で賛成が多数になったことから、酒井氏は「市民の賛同を得たので、すぐに動き出したい」と話し、今月中にも臨時市議会に市名変更の条例案を提出する考えを示した。来年5月の改名を目指す。
「丹波篠山市」誕生へ 改名住民投票で賛成多数
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