青のグラデーションで描かれた海に、はけで引いたような白い波が立つ。海上には緩やかにカーブした巨大な橋が架かる。
沖縄県宮古島市の伊良部大橋。平成27年に開通し、宮古諸島最大の宮古島と2番目に大きい伊良部島をつなぐ。全長3540メートルで、無料で通行できる橋としては日本最長だ。見晴らしが良く、コバルトブルーの海上ドライブを堪能できる。
人口が集中する宮古島と船でしかアクセスできなかった伊良部島民にとって悲願の開通だったが、近年の“写真映え”ブームで撮影地としても人気が急上昇した。
今、宮古島市で観光誘致へ整備が進む。伊良部島の西隣にある下地島では、これまでは主に航空機の離着陸訓練場として使用されていた下地島空港で旅客ターミナル「みやこ下地島空港」が30日にオープンした。木材を利用したエコで風通しの良い設計で観光客を迎える。成田から格安航空会社が一日一往復を飛ばし、夏には香港との定期便も就航する予定だ。
ターミナルを建設した三菱地所空港事業部の吉川正憲さんは「宮古島に年々、注目が集まっている。美しい海を求め、近年観光客数は右肩上がり。ホテルの建設ラッシュの動きもあり、新ターミナル開港で発展を後押しできれば」と話す。実際、市によると、伊良部大橋が開通した26年度には約43万人だった観光客数が今年度は100万人を超えている。
アクセスしやすくなった宮古島を訪れてみてはいかがだろうか。
「んみゃーち(いらっしゃい)」と聞き慣れない島言葉に驚くかもれしないが、「たんでぃがーたんでぃ(ありがとう)」と見送られるころには、島の魅力のとりこになっているだろう。 (写真報道局 松本健吾)
写view つながる陸路 羽ばたく空路 沖縄県宮古島市 伊良部大橋
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