2月に96歳で死去した日本文学研究者、ドナルド・キーンさんのお別れの会「日本の皆さんに感謝を込めて-鬼怒鳴門(キーンドナルド)」が10日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。友人や教え子、文学関係者ら多くの人が参列し、日本と日本人を愛し続けた「キーン先生」に別れを惜しんだ。
祭壇の遺影は平成28年に撮影された笑顔の一枚。枝垂れ桜など4000本の花で飾られ、参列者はキーンさんが生前好きだったという黄色のカーネーションを献花した。「鬼怒鳴門」はキーンさんの雅号で、平成23年の東日本大震災後、日本への帰化・永住にあたり公表した。
「大正11(1922)年生まれの先生は、昭和と平成、2つの時代の全てを見てきました。戦時中から日本人を敵ではなく、友達になれる人間として考えていた先生は、戦後日本の歩みを見守っただけではなく、日本語での執筆や講演によりその歩みに自ら貢献し、翻訳を通じて世界の日本文学研究の発展に尽力しました」
キーンさんの教え子でもあった発起人代表のコロンビア大ドナルド・キーン日本文化センター所長、デイヴィッド・ルーリーさんは、お別れの言葉でこう述べ、祭壇に一礼した。
ドナルド・キーンさんお別れの会 日本と日本人を愛し続けた「キーン先生」
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