多様な聖火を一つに-。2020年パラリンピックの聖火リレー概要が22日、発表された。五輪の聖火は「つなぐ」がコンセプトだが、パラは「集める」が特徴。五輪の聖火リレーが、原則一つの火を受け継ぎながら日本全国を一筆書きのように巡っていくのに対して、「多様性」を重視するパラの聖火リレーは、各地で採られたさまざまな火を一つにする。
「今想像している以上の感動が待っている。いろんな形で参加してもらいたい」。この日、都内で開かれた会見で、聖火リレーをPRするアンバサダーの女優、石原さとみさん(32)はこう強調した。
リレーでは初めて出会う3人が一組になって走ることが発表されると、石原さんは「すごくドキドキするけど、ワクワクもあって楽しみ。出会いは一生の宝物になる」と笑顔。大会組織委員会の森喜朗会長も「人々の熱が一つに集まる共生社会を象徴することになる」と話した。
聖火を採火するというイベントは「パラリンピックを応援する全ての人の熱意が集まることで聖火を生み出す」という国際パラリンピック委員会(IPC)の理念に基づいたものだ。
五輪がギリシャ・オリンピアの太陽光で採火された炎を聖火とするのに対し、パラの聖火は、パラスポーツの発信地である英国のストーク・マンデビルと、開催国の国内各地で採火される炎を用いる。採火方法はさまざまで、過去には虫眼鏡を使って太陽光を集めるケースもあった。実際の炎だけでなく、会員制交流サイト(SNS)などを使って集める「デジタルの炎」も認められている。
組織委によると、2016年リオデジャネイロ大会では、スマートフォンを使ってボタンを押して、アプリの地図上の丸がだんだんと大きくなっていくような演出があったという。
パラの聖火リレーが始まったのは、1988年ソウル大会から。この大会では計約280人のランナーが計約100キロ走った。
今回のリレーのルート候補には「共生社会の実現に資する場所」として学校、障害者や高齢者施設などもあがっている。ランナーの選定には、「誰かに希望を与えている人」「誰かの支えになっている人」などの基準もある。骨髄バンクのドナー(提供者)も一例として挙げられており、共生社会に向けて、パラの聖火リレーは大きなきっかけとなりそうだ。(天野健作)
東京2020パラリンピック聖火リレー記者発表会 石原さとみさん出席
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ