貴重な蒸気機関車や気動車などを展示する京都府与謝野郡与謝野町の「加悦SL広場」が3月31日に閉園することが17日、わかった。運営する宮津海陸運輸(京都府宮津市)が公表した。展示車両や施設の老朽化が激しく、車両整備担当者が1人しかいないことなどで、施設の管理維持が難しいと判断した。
加悦SL広場は昭和52年、旧加悦鉄道「加悦駅」(与謝野町)構内で、休車となった蒸気機関車や木造客車を展示したのが始まり。平成8年11月、現在地に移転し、リニューアルオープンした。
園内には国の重要文化財に指定され、日本で2番目に古いSL「123号蒸気機関車」や町の指定文化財となっている「4号機関車」、明治22年に讃岐鉄道がドイツのファンデル・チーペン社から輸入した「ハブ3号客車」など、明治から昭和にかけて活躍した貴重な計27車両が展示されている。
閉園後の車両保存などについて、同社は「府と与謝野町、地元の加悦鐡道保存会の4者で協議を進めながら、引き取り先を探しており、すでに何件かの問い合わせはきている」(管理部担当者)と説明した。
貴重な鉄道車両を多数展示 京都・与謝野の「加悦SL広場」が3月末閉園へ
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