世界各国で「自国第一主義」の広がりが懸念される中、ドイツでは極右政党の「AfD」=「ドイツのための選択肢」が急速に勢力を拡大しています。一方で、その危険性を訴える活動も各地で広がっています。
この動画の記事を読む>
https://news.ntv.co.jp/category/international/89709f74fbf24587a10502236256c7c3
◇
SNSで語りかける、若い女性。たわいのない投稿の合間に時折、移民に出ていくよう促す発言が混ざります。
「もう出発の時。荷物をまとめて故郷に帰りましょうよ」
他にも、しばしば排外主義的な主張を拡散していますが、実はこの女性、AIで生成されたもので、実在しません。
こうした正体不明の投稿などを追い風にドイツで支持を広げているのが、極右政党の「AfD」=「ドイツのための選択肢」です。
AfDは2013年に発足した政党で、「移民排斥」「自国第一主義」などを訴えて徐々に議席を伸ばし、ことし2月の総選挙では国政で第2党に躍進しました。
その躍進の一因となっているのが、若者たちの心をつかむ巧みなSNS戦略です。
街で出会った若者が見せてくれたのは…
10代男性「これはAfDの議員のアカウント。とても有名なんだ。物議を醸すショート動画をいくつも投稿していて、すごく注目されている」
この議員の動画を作り上げたのが、戦略の仕掛け人でインフルエンサーのエリック・アーレンス氏。狙うのは、若者の「感情」です。
AfDのSNS戦略元担当 エリック・アーレンス氏「『若者の3人に1人は恋人がいたことがない。君もその1人か?ならば他の党に投票するな』…この文、意味不明でしょう?でも、意味が通じるかは問題じゃない。ただ感情に訴えるんだ。ウソによって感情を引き出せるなら、そうする。この考え方はナチスにまで遡る」
世代間の政治意識を調査するマース氏は、若者の情報源がSNSになっていると指摘します。
ジェネレーション・リサーチ研究所 マース博士「若い有権者の70%が主な政治の知識をSNSから得ている。半数以上が『AfDはSNSで最高の政党だから、彼らに投票する』と言う」
一方、ドイツの右傾化に強い懸念を抱き、立ち上がった人たちがいます。
記者「こちらでは高齢の女性たちが、右翼に反対する活動を行っています」
活動の名称は文字通り、『右翼に反対するおばあちゃん』。毎週、街頭に立ち、極右の危険性について、自らの言葉で訴えています。活動はドイツ全土に広がり、現在、会員は3万人を超えています。
『右翼に反対するおばあちゃん』ヘイエルマンさん(82)「ヒトラーの時代にはユダヤ人が『出ていけ』と言われたのが、今では移民に『出ていけ』と。これは非常に危険なこと。だから私たちはここに立っています」
活動に参加するヘイエルマンさんには、特別な思いがあります。
ヘイエルマンさん「父の姉妹はベルリンに住んでいました。彼女らはナチスでした」
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツはユダヤ人を排斥し、やがて絶滅政策「ホロコースト」への道を突き進んでいきました。「父親もナチスの学者だった」と話すヘイエルマンさん。だからこそ今、80年前の過ちを繰り返したくないと行動を起こしました。
ヘイエルマンさん「AfDはあの頃と同じことを言っている。『優先すべきはドイツ人の血を引く子供。それ以外の子ではなく』と。それこそがファシズムですよ」
歴史の教訓から学び進んでいけるのか――ドイツでは未来への問いが投げかけられています。
(2025年10月25日放送)
◇メンバーシップ「日テレNEWSクラブ」始まりました
月額290円で所属歴に応じ色が変化しステータスアップしていくバッジ特典や、ライブ配信のチャットで使えるスタンプなどの基本機能が特典となります!!
https://www.youtube.com/channel/UCuTAXTexrhetbOe3zgskJBQ/join
◇日本テレビ報道局のSNS
X https://twitter.com/news24ntv
TikTok https://www.tiktok.com/@ntv.news
Facebook https://www.facebook.com/ntvnews24
Instagram https://www.instagram.com/ntv_news24/?hl=ja
◇【最新ニュース配信中】日テレNEWS
https://news.ntv.co.jp/
#ドイツ #極右政党 #自国第一主義 #AI #SNS #日テレ #ニュース
【ドイツ】世界で「自国第一主義」広がる中…ドイツ極右政党が支持拡大 危険性訴える活動も
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ