新米の高値が続く中、安さが魅力の政府備蓄米。10トンを仕入れたという横浜市の米穀店では、8月時点で山積みされていましたが、9月中旬に完売。特に終盤は、飛ぶように売れていきました。店主は売り切ったことに安心する一方で、あるホンネも漏らしました。
この動画の記事を読む>
https://news.ntv.co.jp/category/economy/64c0a8e84fbe4790a5617c0f9c894ba8
■2時間で200キロが完売した備蓄米
「いらっしゃいませ、どうぞー。政府備蓄米販売中です」
横浜市で米穀店を営む、「酒と米 うちの」の内野敦さん(58)。9月13日、地元のお祭りで販売していたのは政府備蓄米です。販売を開始したばかりですが、すでに多くの人が並んでいます。
備蓄米20キロを購入した、4歳と2歳の子の両親
「(コメが高くて)困ってしょうがない。なんでこんなに高いのか」「本当は新米を食べたいです」「だって(値段)倍だよ倍!」
5キロで1940円の備蓄米。2時間で、200キロが完売しました。
■購入した客「めちゃめちゃ安い」
8月には、内野さんの身長と同じくらいの高さまで積まれていた備蓄米。「10トン入ったうちで、あと5トンくらいかな」。引き渡しから1か月以内に売り切ることが求められていて、内野さんは9月末までに売り切ることを目標にしていました。
9月9日店を訪ねると、内野さんは「いよいよあと1.5トンくらいしかなくなっちゃって。あんなに山積みだったのに」。備蓄米の山は前回から大幅に減り、残り1.5トンに。
備蓄米を購入した人
「まだ食べたことなかったので、食べてみようかなって。めちゃめちゃ安いですよね」
人々が備蓄米を求める最大の理由は、安さ。その熱量はどれほどのものなのか。この日からzeroは2週間にわたって、内野さんの店の密着を始めました。
■「備蓄米が欲しい」…探し回る客たち
密着開始から7日目。内野さんは「あと25(袋)ですね。750(キロ)」と言います。1週間足らずで半減していました。銘柄米と備蓄米、どちらの方が買われているかを聞くと、内野さんは「今のところは8割くらい。備蓄米の方が売れてますね」と教えてくれました。
「備蓄米が欲しいんですけど」「備蓄米大丈夫ですか?」。残りが少なくなるにつれ、備蓄米を探して回っているという人たちが続々と来店しました。
購入した人
「なかなか他(の店)ではないので、このまま備蓄米続けてほしい。5キロ2000円だと、だいぶありがたい」
最後に残った1列の精米に取り掛かる内野さん。「なんか、さみしくなっちゃう」。この日は普段の倍以上の量が売れました。
■汗だくで…最後の客は都内から来店
その2日後、内野さんから連絡を受けて駆けつけると、残りの備蓄米は60キロになっていました。「やっぱりそれだけ備蓄米を求めてるお客さんが多いなと実感してますね」と内野さん。その言葉通り、問い合わせの電話も続きました。
内野さんは「いまはあるんだけど、本当にわずかで、すぐ来てもらわないと間に合わないくらい」、妻の春美さんも「まだあります。でももう間もなく終わります」と電話口で答えます。
最後の備蓄米を手にしたのは、汗だくになりながら入ってきた男性でした。「どこも売ってなくて。お米が高くなってるじゃないですか。子どもも今、息子が2人いるので、食べ盛りです」。都内から1時間半かけて来店したといいます。
10トンあった備蓄米がすべて売れました。
内野さん
「今日最後いま買っていただいて、本当に安心して。なんとか9月以内に売れて本当にうれしいです。色々心が動き回って、最後の1週間で飛ぶように駆け込み需要で買ってくれて。この2か月は備蓄米狂騒曲。踊らされました」
完売してもなお、備蓄米を求める客が店に入ってきました。
■備蓄米の在庫の3分の2を売り渡し
まだ求める人も多い、お手頃価格の備蓄米。売り切れる店がある一方、政府からの引き渡しが一部で済んでおらず、いまだ販売にすら至っていない小売店も存在します。
今年3月末には日本全体で96万トンあった備蓄米の在庫。政府は入札や随意契約などで、約3分の2にあたる66.5万トンを売り渡しました。残りの29.5万トンは、災害用などの備蓄として保管しています。
■新米の仕入れで新潟県へ…本音は
取材中、飛ぶように売れた備蓄米を前に、内野さんはこんな本音を口にしていました。「備蓄米は今しか食べられないので、これはこれでいいのかなというのもあるんですけどね。本音を言うと新米ですね。新米食べてもらいたい」
備蓄米完売から6日後の9月23日。内野さんの姿は、コメの産地である新潟・五泉市にありました。本音では食べてほしいという、新米の仕入れを行っていました。田んぼを見て「しっかりと実がついていますね」と言います。
コメ農家の神田長平さん
「結構収穫量もあって、品質もそんなに悪くない。値段はかなり高くなってますよね。今、地元スーパーでもコシヒカリは5キロで5000円超えている」
内野さん
「えー!! このへんでも? 地元で5000円超えてんの」
備蓄米と比べ高値が続く新米。農家と消費者の間に立つ内野さんはこう語ります。
「やっぱり生産者がこれだけで頑張って生産・栽培してくれてるんで。やっぱり価格かなぁ、なんだかんだいっても。価格が落ちついてくれれば、うちも販売しやすいし、お客さんも手にとって食べやすいし。その辺でちょっと落ちついてほしいなと思いますね」
(2025年10月7日放送「news zero」より)
◇メンバーシップ「日テレNEWSクラブ」始まりました
月額290円で所属歴に応じ色が変化しステータスアップしていくバッジ特典や、ライブ配信のチャットで使えるスタンプなどの基本機能が特典となります!!
https://www.youtube.com/channel/UCuTAXTexrhetbOe3zgskJBQ/join
◇日本テレビ報道局のSNS
X https://twitter.com/news24ntv
TikTok https://www.tiktok.com/@ntv.news
Facebook https://www.facebook.com/ntvnews24
Instagram https://www.instagram.com/ntv_news24/?hl=ja
◇【最新ニュース配信中】日テレNEWS
https://news.ntv.co.jp/
#備蓄米 #米穀店 #密着 #日テレ #newszero #ニュース
【コメ店に密着】“備蓄米狂騒曲” 最後の1週間で飛ぶように──5トンが売り切れるまで 店主の本音「食べてほしいのは…」
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ