災害が実際におきたときにできる準備には限りがあります。日頃から災害を知り、備えておくことが重要です。日本で懸念されている巨大地震とは?確認したい災害に備えるための4つのポイントは―社会部災害担当・藤吉有咲記者が解説します【週刊地震ニュース】
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■東北で震度4を観測する地震
先週、国内で震度1以上の地震は、43回ありました。
▼8月30日午前1時29分ごろ
宮城県石巻市などで最大震度4を観測する地震がありました。震源は宮城県沖、地震の大きさを示すマグニチュードは5.8、深さは41キロでした。
▼8月30日午前1時50分ごろ、
福島県いわき市と大熊町で、最大震度3を観測する地震がありました。震源は福島県沖、マグニチュードは4.9、深さは44キロでした。
■日本が懸念する巨大地震は?
きょう9月1日は「防災の日」。日本でどんな巨大地震が懸念されているのか、何に気を付ければ良いのか確認しましょう。
こちらは国の中央防災会議が、切迫性が高い、経済・社会への影響が大きいなどの観点から選定している地震です。
黄色が、プレートがずれることで発生する海溝型の地震です。
▼「南海トラフ」では、マグニチュード8から9クラスの地震が、今後30年以内に80パーセント程度の高い確率で発生するとされています。その被害は「超広域」に及び、想定される死者は、最大およそ29万8000人です。
▼「日本海溝・千島海溝周辺」。特に千島海溝ではマグニチュード8.8程度以上の地震が30年以内に7から40パーセントの確率で発生するとされます。
▼関東の南の沖にのびる「相模トラフ沿い」も、マグニチュード8程度の地震が懸念されています。
次に青色が、陸地の真下でおきる直下地震です。
▼「首都直下地震」では、マグニチュード7クラスの地震が30年以内に70パーセント程度の確率でおきるとされます。住宅地の真下の、浅い場所で発生するため揺れは大きくなります。
▼「中部圏・近畿圏直下地震」も、都市部の真下でおきる地震です。木造家屋の多い市街地への影響や、文化財の被災も懸念されています。
他にも、日本にはおよそ2000の活断層があります。熊本地震や能登半島地震も、こうした活断層で発生しました。
■死者を伴う地震は過去に全国で発生。何に気を付けるべき?
マグニチュード7以上となる地震は、日本全国で発生しています。
図は過去に発生した、死者を伴う地震です。太平洋側だけではなく、日本海側でも多くの被害を出すような地震が発生していることが分かります。
地震によって、懸念される災害も異なります。
「南海トラフ巨大地震」の想定では、死者の7割が津波によるものです。重要なのは「すぐ高台に逃げる」意識。内閣府防災は、皆が地震から10分で避難を始めた場合、被害想定から死者は"7割"減らせるとしています。
一方、「首都直下地震」では死者の7割が火災でした。被災する人数も多く、群衆雪崩や、物流も遮断され食料が手に入らないような事態も懸念されます。
地震がおきてからできることには限りがあります。いかに日頃から備えるかが重要です。
■地震に備える、大切な4つのポイントとは?
では、どんな備えをしておけば良いのか。
1つ目は家具の固定です。普段から、倒れそうな家具やキャスター付きの家具を固定しましょう。
2つ目は、非常時にすぐ持ち出せるよう、備品を確認することです。例えば、リュックタイプの袋に、水や食料、貴重品、充電器や着替えなどを入れておく。能登半島地震では、断水により長期間トイレが使えなくなりました。簡易トイレも用意しておくと良いでしょう。「日本赤十字社」のサイトでリストを確認できます。
3つ目は、家族との"決めごと"を確認すること。災害時に電話やメールが繋がらなくなるため、連絡手段を決めることが重要です。例えば、「災害用伝言ダイヤル171」などを活用して安否確認ができます。171をダイヤルして、連絡をとりたい方の電話番号を入力することで、録音や再生ができます。ほかにも、災害用伝言板(web171)、LINEの安否確認などで、現在の状況を共有することもできます。
4つ目は、避難する場所やルートを確認しておくことです。避難先は、状況によって様々選定されています。
「避難所」は、災害によって家が倒壊・焼失するなど、自宅での生活が難しくなったときに避難生活を送れる場所です。また、自治体によっては、「広域避難場所」が指定されています。広く火災がおきているときに緊急的に避難できる公園などです。東京都では、「東京都防災マップ」でこうした避難場所をチェックできます。
いざ災害が起きたとき、冷静に命を守る行動ができるよう、この機会に大切な人と指さし確認してみてください。
(2025年9月1日放送)
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【解説】9月1日は防災の日!日本でいま懸念される大地震は?いま見直したい、災害に備える"4つのポイント"とは
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