31日はこの夏2回目の「土用の丑の日」です。連日暑い日が続き、うなぎを食べてスタミナをつけたくなるなか、養殖うなぎの量産につながるかもしれない新たな技術が開発され、期待が寄せられています。
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創業明治40年の「大塚うなぎ 宮川」(東京・豊島区)は炭火と秘伝のタレがこだわり。4代目の職人が焼き上げる夏のスタミナ食・うなぎ。ふっくらとした身とタレの相性がたまらない伝統のうな重です。
31日は19日に続いて今月2度目、夏の土用の丑の日。“誘惑の香り”にいざなわれ、ランチタイムには――
「おいしそう、いいですね」
ちょっとぜいたくする人たちが。
「うん、おいしい、うまい!」「土用の丑の日でうなぎを食べたいなって」「ほんとうにありがたい」「幸せです、大満足です」
「二の丑」と知っていた人も。
「うなぎの季節なので食べに行こうかなと。(Q.二の丑だけど?)意識せずに、たまたま、みんな空いてる日だった」
知らなかった人も。ニッポンの夏のごちそうをほおばる手は止まりません。
今年は“記録的な猛暑”も相まって――
大塚うなぎ 宮川 4代目 八馬誠さん
「去年に比べてお客さんの数も売り上げ的にもいい。(去年の)1.4倍くらいの感じ」
売り上げも好調だといいます。ただ、うなぎの価格は高止まり。
大塚うなぎ 宮川 4代目 八馬誠さん
「そこ(価格)に関してはコントロールできないので、言い値で買うしかない」
私たちが普段、口にする養殖うなぎ。実は生産を安定させるのは一筋縄ではいかないんです。そのワケは?
うなぎを養殖するのに必要な稚魚の「シラスウナギ」。今年は“10年ぶりの豊漁”といいますが、その生態はいまだ謎に包まれたまま。自然界で安定的にとれるかは毎年、不透明なのです。
こうしたなか、シラスウナギの人工飼育の取り組みに朗報が。長年、養殖を研究する「水産研究・教育機構」。2010年に世界で初めてうなぎの卵から仔魚、シラスウナギ、成魚まで育てる、“完全養殖”に成功し、人工飼育のサイクルを確立しました。
人工の環境でシラスウナギを育てるのは技術的に難しく、大量生産には大きな壁が立ちはだかっていました。しかし先日、シラスウナギを大量生産するために必要な技術を開発し、特許を取得したことが明らかに。
工夫した1つ目は「水槽」です。
水産研究・教育機構シラスウナギ生産部 須藤竜介グループ長
「1つの水槽から100匹くらいしか作れなかったシラスウナギが10倍の1000匹作れるようになった」
水槽の大きさや形状を変えることで、シラスウナギの生育が改善することを発見。1つの水槽で育てられる数が100匹から10倍の1000匹になったといいます。
2つ目は「エサやり」の工夫。
水産研究・教育機構シラスウナギ生産部 須藤竜介グループ長
「エサをあげるのがすごく難しい。部屋を明るくしてあげると光を嫌がる性質があるので」
水槽の底にエサを置き、上から光をあてると、光を嫌ううなぎの習性で底に集まり食べる頻度を増やすことに成功。
これらの工夫で飼育コストはこれまでの20分の1ほどに。つまり「安く」そして「大量」に人工のシラスウナギを生産できる期待が高まりました。
今後、研究を進め、なるべく早く私たちの食卓に並べたいということです。
(2025年7月31日放送「news every.」より)
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【うなぎ】「土用の丑の日」猛暑で売り上げ好調 養殖に新技術“従来の10倍”大量生産も
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