能登半島地震の被害状況が少しずつ明らかになってくるなか、今後、必要とされるのが「ボランティアの力」です。阪神・淡路大震災以降、数々の被災地でボランティア活動を行ってきた、ピースボート災害支援センター・代表理事の山本隆さんに、ボランティアとして現地に行く場合の注意点などを聞きました。
この動画の記事を読む>
https://news.ntv.co.jp/category/society/1d317562c43e4af5881e71383b05d146
■重要なのは「被災者の役に立つこと」と「自分の安全を確保すること」
藤井貴彦キャスター
「いまは、ボランティア活動は個人では入らず、準備をしてもらいたい時期だと思うのですが、今後、ボランティア活動をしたいという人は、どんな点に注意をしたらよいのでしょうか」
ピースボート災害支援センター 山本隆代表理事(様々な被災地でボランティアを行う)
「もちろん、さまざまな注意事項があると思いますが、現地で活動するにあたって一番重要なことは、当然、『被災者の役に立つ』ということ。もう1つ重要なのは、『自分の安全を確保する』ことだと思っています」
■災害ボランティアの「3つの心構え」
藤井キャスター
「そこで、『ボランティアの心構え』ということで、次の3つをあげていただきました。
●自分の安全確保
●その場で必要なことをやる
●“待ち時間”を想定
◇
まず、「自分の安全確保」とは、どういうことでしょうか」
山本代表理事
「やっぱり被災地ですので、まだ余震も続いています。余震が続くようななかでボランティアに入るというのは、なかなか難しいことです。
けれど、もし余震がなかったとしても、倒壊家屋があったり、その家屋の清掃をしたりするときに、自分の安全を確保できないと、たとえばケガをしてしまって、そこで病院のリソースを使ってしまうみたいなことが起こると、何のために行ってるのかわかりません。
“自分の安全をまず確保”して、ボランティア活動をするということが重要です」
◇
藤井キャスター
「続いて2つ目ですが、『その場で必要なことをやる』というのは、どういうことでしょうか」
山本代表理事
「これは、災害ボランティアというと、たとえば家屋の清掃や荷物の運び出しといった、いわゆる肉体系(肉体労働系)の活動をイメージされる方が多いかもしれませんが、それ以外にもさまざまな活動があります。
たとえば、『ボランティアをしたい』という方を受け付けるというのも、ボランティアがやっていたりします。ボランティアを受け入れる『災害ボランティアセンター』という機関があるのですが、そこで働いている方は被災者なんです。地元の社会福祉協議会の方がやられているので、そういった地元の方々を助ける“運営側にまわる”というのも含めて、さまざまな活動があります。そういったさまざまな活動を、その場その場で考えてやっていく、ということになると思います」
藤井キャスター
「つまり、体を使って力仕事をするばかりがボランティアじゃなくて、ボランティアの皆さんがボランティアをしやすいように活動することも、ボランティアの1つだということですね」
◇
藤井キャスター
「そして3つ目ですが、『待ち時間を想定』というのは、どういうことでしょう?」
山本代表理事
「『災害ボランティアセンター』で受け付けが開始されて、『がんばるぞ』と思って、たくさんのボランティアが来られたとしたら、なかなか仕事の割り振りがされなかったり、ちょっと待たなくてはならないことがあったり。 “思い”だけが先行して、自分の思っていたようにいかないことがいろいろあるんです。
ちょっと待つ時間がでたときに、もめることがあるので。被災地の中でやっているということで、なかなか思いどおりにならないことがけっこうあって、それが『時間』というのが一番わかりやすい、ということです」
藤井キャスター
「もう、みんな『貢献したい』と思ってボランティア活動をされていますから、“もっと仕事したいんだ”ということ(気持ち)が先走ってしまって、イライラされている方も多いと聞きます」
山本代表理事
「もちろん、いろんなことをぜひやっていただきたいと思うんですけれども、逆にいえば、ボランティアの活動というのは長い期間になるので、その1日だけじゃなくて、長い目で見たなかで活動をしていく、ということが重要かなと思います」
■必要な「3つの準備」 事前に『ボランティア保険』に加入を
藤井キャスター
「そして、『ボランティアの心構え』のあとは、『どんな準備が必要なのか』ということについてです。
活動内容にもよりますが、準備で大事なのは次の3つです。
●自分の安全を守れる服装
●現地での宿泊場所・食事の確保
●『ボランティア保険』への加入
この中から、まず、『ボランティア保険』というのが、あるんですね?」
山本代表理事
「『ボランティア保険』は意外と知られていないのですが、皆さんが現地に行かれる前に、地元の社会福祉協議会に行って、『ボランティア保険を申し込みます』という形で言うと、だいたい500円くらいで保険に入れます。
それは、現地でも入れますが、事前にやっておいていただいた方がスムーズにいくので、必ず『ボランティア保険』に加入してから来ていただきたいと思います」
◇
藤井キャスター
「実際にいまボランティアをしたいという方もいると思いますが、自分で用意をしなければならないものとか、食事の確保・宿泊の場所も確保しなければならない、そして(災害ボランティアとしての)心構えもあるとなると、だんだんハードルが高くなってしまって、『ボランティアは私には無理かな』と思ってしまう人もでてくるんじゃないかと思いますが、この点はどうですか?」
山本代表理事
「そんなことはなくて、誰でもできます。
一番重要なことは、いまのタイミングではなくて、長く考えていくということ。たとえば今年の夏だったり、来年の冬も、残念ながら、ボランティアが必要な状況というのはあるんです。そのときそのときに“何が必要なのか”ということをやること。
そして、情報収集も大事です。社会福祉協議会のホームページなどで(ボランティアをするなら)“どこが空いているか”ということも出てきます。なので、そういう情報収集を長いスパンで続けていって、必ず皆さんが誰でも必要になるタイミングというのがやってくるので、ぜひ参加していただきたいと思います」
藤井キャスター
「現地では自衛隊・警察・消防、県外・県内の自治体、そしてボランティアの皆さんが活動して、本当にみんな一生懸命がんばっていますので。みんながみんなを支え合えるようなボランティア活動ができるように、と願っています」
(2024年1月17日放送「news every.」より)
📌チャンネル登録はこちら
https://www.youtube.com/channel/UCuTAXTexrhetbOe3zgskJBQ?sub_confirmation=1
◇日本テレビ報道局のSNS
X https://x.com/news24ntv
TikTok https://www.tiktok.com/@ntv.news
Facebook https://www.facebook.com/ntvnews24
Instagram https://www.instagram.com/ntv_news24/
◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS NNN HP
https://news.ntv.co.jp
#地震 #石川県 #能登地方 #災害ボランティア #日テレ #newsevery #ニュース
【能登半島地震】災害ボランティアの注意点 支援団体“被災者の迷惑さけて”【解説】
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ