障がい者のファッションや美容に関する情報を発信するウェブ雑誌が専属モデルのオーディションを実施した。最終選考の残ったファイナリストは7人。その中には、難病の女子高校生や右手の指が欠損している25歳の女性も。障がいを持ちながらモデルを目指す彼女たちの思い。そしてその先にみえたものとは―
■「個性をみてもらえる社会に」
ファイナリストの1人、都内の高校に通う玉置陽葵さん(15)。2歳のとき、先天性筋ジストロフィーのひとつで進行性の難病「ウルリッヒ病」と診断された。玉置さんがオーディションに参加したきっかけは、患者会の副代表になったこと。活動を続ける中で、障がいを持ちながらもありのままの姿を発信するひとたちの姿に憧れ、自分も誰かに勇気が与えられる存在になりたいと参加を決めたのだ。「進行性の病気はこの先どうなるか分からない。今できることを全力で楽しむ。」そう語る玉置さんオーディションでは「障がい者としてではなく、個性をみてもらえる社会」を作るという目標を伝えていきたいという。
■言えなかった思い 勇気を出して…
一方、普段は知的障がいのある人が入居するグループホームで働く室井望美さん(25)。生まれつき右手の指が欠損している室井さんは、幼いころからアイドルや役者の仕事への憧れがあったものの、障がいのことで夢をあきらめていたという。その後悔から決断した、今回のオーディション応募。最終審査で話すことをまとめる作業は、これまでの人生を振り返るきっかけになった。語ってくれたのは、大学生のころ映画の撮影にエキストラとして参加したときの経験。右手のことを助監督に話すと、画面に映らない位置に場所を変えられたという。「完璧じゃないから言われちゃうのかな」。当時感じた思いを振り返る室井さん。しかしこれまでは、障がいのことで悩んだり傷ついた経験を誰かに話すことはできなかったという。「言おうとすると涙が出てくる。親とか友達にも言えない…」しかし今回、勇気を出してオーディションで自分の思いを伝えると決意。「障がいを当たり前にしていくためには、勇気を出す人たちがいないといけない。私が進んでなれたらいいなと思う」
■愛称は「グーちゃん」
迎えた本番の日。審査員たちのまえで自分の思いを伝える玉置さんと室井さん。室井さんは、障がいを「個性」としてとらえて欲しいと、母親があえて付けた自分の愛称「グーちゃん」を紹介。抱えてきた思いを、手紙にして訴えた。悩みや、痛みを乗り越えて踏み出したそれぞれの一歩。その先に、2人がみたものは―。
(2021年12月9日放送「news every.」より)
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2022年9月5日コミュニティ投稿
【難病の女子高生】障がいがあっても…モデル挑戦で“伝えたい願い”とは
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