ミサイル発射を繰り返している北朝鮮は19日、新たにミサイルを発射。日本の大部分を射程に収められるSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の新型だった可能性があります。岸田首相と松野官房長官は東京を離れており、野党は有事対応を批判しました。
■SLBMか…変則軌道で600km飛翔
列車を使った弾道ミサイル(9月15日)や、新たに開発した「極超音速ミサイル」(9月28日)など、北朝鮮がミサイル発射を繰り返しています。
10月19日にも発射され、岸防衛相は「当該弾道ミサイルは、潜水艦発射型弾道ミサイル(SLBM)の可能性があります」と明らかにしました。
日本政府によると、午前10時すぎ、北朝鮮東部の新浦(シンポ)付近から、2発の弾道ミサイルが発射されました。うち1発は、変則的な軌道で約600km飛んだ後、日本の排他的経済水域の外に落下したと推定されるといいます。
■「兵器開発」「発射実験」を示唆
SLBMは、潜水艦で日本海の沖合に出て発射すれば、日本の大部分を射程に収めることもできます。一昨年を最後に発射は確認されていませんが、去年10月の軍事パレードでは2種類の新型SLBMを公開していました。今回、新型の発射実験を行った可能性もあります。
10月11日、さまざまな兵器を公開した展覧会で金正恩総書記は「相応のレベルの自衛力を持たなければ、外部の軍事的脅威に振り回され、国や人民を守れない」と発言。今後も兵器開発や、発射実験を続ける考えを示唆していました。
■有事に「東京不在」…野党が批判
岸田首相は「北朝鮮によるミサイル発射は国連安保理決議(違反)であり、強く非難をいたします」と記者団に述べました。ミサイル発射後、衆議院選挙の遊説先から午後の予定の一部を切り上げて東京に戻りました。
有事の際に、松野官房長官と共に東京を離れていたことについて、野党は批判しました。
立憲民主党・枝野代表
「ミサイルが飛んだ時、危機管理を担うべき2人が、2人とも東京にいない。危機管理に対する意識が足りないということを露呈したんじゃないでしょうか」
岸田首相は「磯崎官房(副)長官とも連絡を取り、連絡体制を維持し、意思疎通を図ってきました。危機管理においては十分な態勢を取っていた」と反論しました。
(2021年10月19日放送「news zero」より)
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【ミサイル発射】北朝鮮新型SLBMか…有事対応に野党批判
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