北芝健のエスピオナージ学⑨ MI6(英国情報局秘密情報部) ~リアル007(ジェームスボンド)とは?~
古くからイギリスはMI6等諜報機関の存在を否定していたが
007の原作者であるイアン・フレミングが元MI6の諜報員であることを公表し
現役時代の経験を生かした物語としてジェームズ・ボンドを産み落とした。
2010年9月21日にはクイーンズ大学(アイルランド・ベルファスト)教授で
歴史学者のキース・ジェフリーが初めてMI6の歴史をまとめた
「The Secret History of MI6」が公式に発売され
かつて作家のサマセット・モームやグレアム・グリーン
アーサー・ランサムなどが所属していたことなどが公式に明らかにされた。
なにかときな臭いイギリス。
■英国情報局秘密情報部とは?
正式名称:Secret Intelligence Service
略称 :SIS
イギリスの情報機関であり、外務省管轄の情報機関。
海外での情報活動を専門に行う。
前身は軍事情報部第六課である。
冷戦終焉の状況下で開かれた政府を目指すイギリスのメージャー首相が
1993年5月にMI6の実在を初めて公式に認めた。
国家の情報機関であるため詳細は不明な点が多いが
本部の下に「地域課」と「連絡課」が存在し
地域課で現地情報に通じた人材を育成保有して
情報収集等を行い、連絡課が本部との連絡役となる。
第一次世界大戦勃発後
陸軍省の陸軍情報総局の元で
全情報を一元的に管理することになり
各組織との連絡名称としてMilitary Intelligenceの種類に
応じた番号が割り振られた。
第一次世界大戦中のSISはMI(c)と名称されていたが
1930年代後半にMI6の名称が割り当てられた。
他の組織には
MI1
(暗号、暗号解読、後に他の部署と統合され政府暗号学校。現在の政府通信本部)
MI2
(中東、極東、スカンジナビア、アメリカ、ソ連、中央アメリカ、南アメリカ)
MI3
(東欧、バルト海沿岸諸国)
MI4
(地図作成)
MI5
(防諜)
などがある。
第二次世界大戦中にMI5との連携が強化される過程で
MI6の名称は広く用いられるようになった。
SISではすでにMI6の名称を公式には利用していない。
組織としては外務および英連邦省の管轄だが
外務大臣だけでなく首相と内閣府内の合同情報委員会(JIC)へも報告が行われ
これらの指揮を受ける関係にある。
このMI6の中身・実態について、今回はレクチャーをしていく。
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北芝健のエスピオナージ学⑨ MI6(英国情報局秘密情報部) 冒頭3分編
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