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<アレハンドロ・ホドロフスキー魂のメッセージ書き起こし>
私は もう88歳で、死にかけている。
間もなく肉体は滅びる。
100歳まで生きるとしてもわずか12年だ。
死が近いことを自覚しているよ。
おおげさには話さないし、真剣な話以外はしたくない。
私は多くの観客を惑わせるのではなく、
自覚させたい。
芸術を見ていると意識させたい。
芸術作品に触れる実感を持たせたい。
芸術が生み出すものをすべて与えたいんだ。
芸術は人に向かって扉を開き、その中に人は自己を見出す。
それは醜いものではない。
宇宙は人間という芸術作品を何百万年もかけ生み出した。
人間が醜いと言ったが、人間は崇高な存在だと思う。
それを表現するのは芸術だ。
これは芸術だと観客に感じとってほしい。
そのために事件や人物を語るのだ。
映画館のスクリーンの前では意識を覚醒してほしい。
芸術の言葉を受け取ってほしい。
私たちがしていること、それは自由になること。
私たちは限界を意識してしまう。
個人的な限界もあり、社会的な限界や先入観もある。
政治的な理想や断定、秩序や規制や恐れ、
私たちは檻にとらわれて多くの物に惑わされる。
人には名前があるが意識には ない。
意識には年齢もない。
人には国籍があるが、意識には ないんだ。
人には男女の違いがあるが、意識にはない。
意識に仕事はなく、どんな仕事もする。
自由な意識は素晴らしい。
自由を望めば自由になる。
映画作りを教えろと頼まれることがある。
注意力を磨くことだ。
どんな物にでもじっと注意を向けるんだ。
対象物から目をそらさず全身全霊で見れば、
無限が見つかる。
永遠もだよ。
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