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イタリアの政界を背景にした風刺劇『ローマに消えた男』のロベルト・アンドー監督は今回、“物質主義 vs 精神主義”を題材に選び、バルト海に面したリゾート地の高級ホテルで開かれる G8(先進国首脳 会議)を舞台にしたスタイリッシュで知的なミステリーを完成させた。清貧に生きるイタリア人修道士ロベルト・サルスを演じるのは『グレート・ビューティー/追憶のローマ』のトニ・セルヴィッロ。アンドー監督とは 『ローマに消えた男』以来 2 度目のタッグを組んでいる。キーパーソンとなる国際通貨基金(IMF)の専務理事、ダニエル・ロシェには『八日目』でカンヌ国際映画祭男優賞に輝いたフランスの名優ダニエル・オ ートゥイユ、ゲストとして招かれた絵本作家、クレール・セスにはデンマーク出身で『ワンダーウーマン』の主 人公ダイアナの母役としても記憶に新しいコニー・ニールセンと国際的に活躍する一流の俳優たちの豪華共演作となっている。
天才的エコノミストとして知られる IMF の専務理事、ダニエル・ロシェの誕生日会に招かれた G8 の大臣ら。会食後、ゲストの一人、ロックミュージシャンのマイケル・ウィンツェルとカナダの大臣を中心にルー・リード の楽曲「ワイルド・サイドを歩け」を口ずさみ楽しい宴が過ぎていく。その裏では、サルスがロシェに自室に呼 び出されていた。実際に、G8 などの集まりには、作家やロックスターなどの文化人が参加することが多々 あり、アンドー監督は「今回登場するロックスターは、U2 のボーカル、ボノとブームタウン・ラッツのシンガー、ボブ・ゲルドフがモデルです。彼らは実際に、アフリカの貧困をなくすための大使として G8 に参加しています。」とモデルにした人物たちを明かした。また、ルー・リードの曲を登場させた経緯については、「ある世代にとっては自由や愛の夢を意味している曲です。大臣た ちも若いころに歌った歌だと思います。その頃には自由や愛の価値があったのですが、今では彼らは全く違う人間になっているわけです。 あの歌を歌うけれど、その歌詞や言葉を裏切りながら彼らは生きているというところが面白かったのでこの歌を使いました。」とコメントしている。サスペンスの中にクラシックやポップスミュージックを織り交ぜ、映画監督以外にも舞台やオペラの演出も手掛けてきたロベルト・アンド ー監督ならではの演出とユーモアのセンスが垣間見えるシーンとなっている。
『修道士は沈黙する』は2018 年 3 月 17 日(土)より Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー。
『ローマに消えた男』のロベルト・アンドー監督最新作はG8が舞台のミステリー/映画『修道士は沈黙する』本編映像
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