『2001年宇宙の旅』『スター・トレック』誕生前に共産主義下のチェコでつくられた初の本格的SF映画『イカリエ-XB1』。
脚本を執筆したのは、『ひなぎく』(66)の脚本に協力したパヴェル・ユラーチェク。衣裳デザインのエステル・クルンバホヴァーも、『ひなぎく』『パーティーと招待客』(66)などを手がけ<チェコ・ヌーヴェルヴァーグのミューズ>と呼ばれた重要人物。音楽は、ヤン・シュヴァンクマイエルやカレル・ゼマンのアニメーション作品で知られるズデニェク・リシュカ。監督のインドゥジヒ・ポラークは、子ども向けの人気シリーズ映画を始め、特撮映像作品を多く手がけ、チェコでは著名な映画監督。本作は、SF映画という独特の位置にありながらも、チェコ・ヌーヴェルヴァーグの潮流をたしかに感じさせる作品でもある。
この度、解禁された予告編には、2163年、世界で初めて生命調査の旅に出た宇宙船イカリエ-XB1の船内に生活する乗組員の様子が描かれている。乗組員は計40人。船内には、制御室の他、スポーツジムや遊戯室もあり、長い共同生活をストレスなく暮らせるようになっている。そのオリジナリティ溢れる船内の意匠、そして前衛的な電子音楽は、今なお斬新な感覚を観る者に与えてくれる。スタニスワフ・レムの小説を自由に翻案し、ロケット工学や空気力学、天文学など、七名におよぶ専門家が顧問を務めていることからも、当時の制作陣が本作への並々ならぬ意気込みを漲らせていたことが伝わってくる。果たしてその長い航海の末に、謎の生命体は現れるのか。本編に期待が高まるところだ。
2018年5月19日公開
#SF映画#イカリエ#ikariexb1
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共産主義下のチェコで生まれた奇蹟のSF映画『イカリエ-XB1 デジタル・リマスター版』予告編
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