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日本とフランスの新鋭監督、ダミアン・マニヴェル(『若き詩人』)と五十嵐耕 平(『息を殺して』)が、冬の青森を舞台に一人の少年の小さな冒険を捉えた『泳 ぎすぎた夜』。この度、解禁された予告編では、冒頭に詩人の谷川俊太郎さんの コメント「人間ももともとはけものと同じ生きものだった。/言葉がないと、意 味の仮面がはがれて、いのちのナマの姿が見えてくる。」が紹介され、雪に覆わ れた美しい青森の朝景色が映し出される。そんな、朝に目を覚ました一人の少年。 布団の横には彼が描いたカラフルな<魚>のお絵かきの紙がある。ランドセルに それを詰めて登校する少年。そのまま学校には行かずに、道のない雪原を歩き始 めた彼は、<電車>に乗り、未知の<街>へ向かうことになる。そこにお父さん の働いている魚市場がある。お父さんに自分の書いた魚の絵を見せるための小さ な冒険が始まる様子が映し出されている。けれども、<犬>と吠えっこしたり、 カーブミラーに雪をぶつけたり、全然辿りつきそうな気配がない。そんな中、< 雪>の冷たさが身に染みてきて、やがて<吹雪>がやってくる。少し途方に暮れ た様子の少年は、もっていたデジカメに写っている、魚市場と<お父さん>の写 真をじっと見つめる。果たして、少年はお父さんに会って、無事に暖かい家に帰 ってくることが出来るのか。この類い稀な存在感で少年を演じた古川鳳羅(こが わたから)くんは実際に青森県平川市に住む男の子。劇中で彼を取り巻く家族も、実際の家族が出演している。
大人になるにつれて失っていく、子どもだけが持っている、ある種、動物的ともいえる豊かな感覚、そこに流 れる無限に近い時間を捉えた本作は、ヴェネチア国際映画祭、東京フィルメックスほか映画祭で上映され高く評 価された。予告編の最後には、少年と同じように青森出身の美術家、奈良美智さんによるコメント「小さかった 自分はそこにいて、その雪国の風景は、見上げれば空が広く、歩き出せば真っ白な雪原だ。あの頃の自分の感情 が蘇ってくる。」が紹介される。この一人の少年の冒険の結末はぜひ劇場で確認して頂きたい。
雪で覆われた青森の山々を舞台に、6歳の少年の小さな冒険が始まる/映画『泳ぎすぎた夜』予告編
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