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『きみへの距離、1万キロ』が4月7日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開決定!遠く離れた地球の反対側から監視ロボットを通じて出会う男女の運命の恋を描き、第74回ヴェネツィア国際映画祭においてヴェネツィア・デイズ部門フェデオラ賞を獲得、ヨーロッパの批評家たちから大絶賛を受けた本作から、本編冒頭5分映像を特別に解禁!
どこかの風景を暗視カメラで捉えたような映像で本作は始まる。そのあと映し出されるのは激しく言い争う男女の姿。男性は、ゴードン(ジョー・コール)。運命の人だと思っていた女性から裏切りに遭い、言い争っているのだ。クラブからは追い出され、いつも通り北アフリカの石油パイプラインをロボットでデトロイトから監視する仕事に向かう。別れを心配した同僚から、ゴードンの携帯に出会い系アプリを勝手に登録され「10人以上にメッセージを送れ」と言われるが、気が進まない。
風景は、遠く1万キロ離れた、北アフリカに変わる。広大な砂漠を古びたモペッドバイクで走るアユーシャ(リナ・エル=アラビ)。彼女もいつも通りの職場へ向かうが…。
「遠隔ロボットを通して1万キロ先を監視」する、というデジタル世界に住む男性、「広大な砂漠と古びたバイク」というアナログな世界に住む女性という、相反する世界が同時に映し出されることで、この映像を通して、これから2人に巻き起こる「運命」を象徴するような、印象的な冒頭シーンとなっております。
デジタル機器やインターネットの普及によって、人との出会いやコミュニケーションの形も多種多様となった現代。SNSを利用することで国や人種や言葉、距離や時間の壁もなくなり、人間関係もグローバル化が加速している。本作は、まさにこの時代に生まれ、デジタルネイティブと呼ばれるミレニアル世代を意識した純愛ドラマといえるだろう。さまざまな手段でいつでもどこでも世界の誰とでも繋がることが出来る日常、その一方で、未だ古い風習に囚われ自由な生き方さえ許されない文化――そういった対極にある現実を、キム・グエン監督は“恋愛”という普遍的なテーマへと見事に昇華させた。
人間の心の深さ、触れ合いのあたたかさは、どんなにデジタル化が進もうと失われることはないと気付かせてくれる本作。観れば必ず誰かに想いを馳せずにいられない、唯一無二のラブストーリーがここに誕生した。
地球の裏側に君を見守る僕がいる/映画『きみへの距離、1万キロ』冒頭映像
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