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『スノーマン』『風が吹くとき』などでイギリス人なら知らない人はいない国民的絵本作家レイモンド・ブリッグズが、自身の両親の人生を愛情込めて描いた原作を映画化。1928年、ロンドン。牛乳配達のアーネストとメイドのエセルが恋に落ち、結婚。戦争を乗り越え、戦後の新しい時代を生き、ふたりが世を去る1971年までを感動的に描くとともに、激動の20世紀を生きた市井の人々の歴史が浮かび上がる、大人のためのアニメーション映画。
このたび公開されたメイキング映像では、ロジャー・メインウッド監督をはじめ、アニメーション監督のピーター・ドッド、アートディレクターのロビン・ショウら現場で実際に手を動かしていたスタッフたちが、レイモンド・ブリッグズのスケッチ風の線を、いかにそのままアニメーションの動きに取り込むか、その大いなる挑戦の過程を語っている。
メインウッド監督曰く「最大の挑戦は“ルック”(見え方)」。当初は原作同様に紙に描くことも考えたというが、仕事の量、時間、予算を考えるとそれは不可能。そこで「TVペイント」と呼ばれるプログラムに着目。多くの専門技術者に協力を得て、本作用に新たなブラシを開発するに至ったそう。それにより、紙に鉛筆で描くのと変わらない絵を実現できた。さらに、PCスクリーンに直接描き、見えたものがそのまま光を通してスクリーンに映るという、紙では不可能なことが可能となったという。
また、キャラクターや服を<着色>するための技術はさらに骨が折れる作業だったようで、原作にある手描きの質感などの独自性を大事にするために、たくさんの水彩画の見本を作ったり、時に紙を足で踏んづけてざらざら感を出そうとするなど、多くの実験がおこなわれたことが語られている。
2019年9月28日公開
新技術で実現した手描きアニメの秘密を公開!映画『エセルとアーネストふたりの物語』メイキング映像
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