女優の伊藤沙莉が、6月29にちに行われた映画『小さなバイキング ビッケ』の公開アフレコ収録に出席した。
伊藤は、6月1日に発表された第57回ギャラクシー賞では「テレビ部門個人賞」を受賞。現在、映画のみならずテレビやCMと様々な場で大活躍しており、TVアニメ『映像研には手を出すな!』における声優としての仕事でも、「キャラクターの魅力を最大限に引き出す見事な『声』の演技を見せてくれ」と高い評価を受けたばかり。そんな彼女が、体は小さいけれど、知恵と勇気なら誰にも負けないビッケに、新たな魅力を吹き込んだ。
公開アフレコでは、弓矢のコンテストの準備をするビッケが、ハンマー好きな不思議なリスと出会い、話しかけるシーンを披露。笑顔も見せていたが、実は“初”の公開アフレコにかなり緊張していたことが、続けて開かれた会見で明らかに。『全裸監督』などで伊藤と共演しているジェントルがMCを務めた記者会見がスタートすると、自粛期間明けからまだそれほど経っていないにも関わらず、(きちんと距離を取りながらも)多くのマスコミが集まった会場に、少し驚いた表情を見せた。
初めに、ビッケ役に決まったときの感想を「いつかは、男の子の声のお仕事をやらせていただきたいと思っていたんです。なのですごく嬉しかったです。海賊というのも夢がありますし」と話し、さらに「私の母が(かつてのアニメ作品に)ドンピシャ世代なので、母に話したときが一番緊張しました」とコメント。
さきほどの公開アフレコに触れられると、「やりづらかったです」と苦笑い。「来ていただいたのに本当に申し訳ないんですけど、緊張しました。普通にアフレコするだけでも緊張するのに、みんなに見られているので。普段の撮影やお芝居とは違って、(声優は)顔が映らないお仕事、声で表現するお仕事なので、そういうときの私は顔がオフというか、見られちゃまずい顔をしているんです(笑)。今日はそれが出ないように気を付けました」と明かした。
続けて作品の感想を「すごく勇気をもらえる作品だと思いますし、心からビッケを応援したくなります。ビッケは、『まだ早い』『まだそこまでじゃない』と、まわりから言われるんですけど、これって、一般的にも置き換えられることだと思うんです。決めつけられてがんじがらめになっちゃう。でもビッケはそこをパンって解き放って成長に繋がっていく。すごく温かい気持ちになれる作品だと思います」と語り、「私は3兄弟の末っ子なんですけど、私もいつまで経っても子供扱い。自分はもっと成長してるのにというもどかしさを感じることがあるので、ビッケに共通するものがあるなと、自分の家族がよぎります」と自身とも重ね合わせた。
伊藤の家族というと、実のお兄であるお笑いコンビ「オズワルド」の伊藤駿介と、普段からSNSなどでも仲の良い関係を見せている。そんなお兄に、「昨日、ビッケの会見をしてくる」と伝えると、「え!また声やるの!? 吹き替えるねぇ~」と言われたそうで、「何言ってるんだろうと思い」と兄弟らしいやりとりに素顔を覗かせた。
また子供役ということで、伊藤自身の少女時代についても質問が。伊藤は「今考えると、ぞっとするくらい怖いもの知らずでした。気になったら一直線でした」と振り返りながら、「今は変わった」と続け、「今は真逆です。“石橋を叩いて渡らない”タイプです。なんですかね。失敗することを知って、怖くなっていったんじゃないですかね」と分析しながら、今までで一番危機だったこととして、「警察に連れていかれたこと」と耳を疑う告白を始める。
「幼稚園くらいのときに、スーパーで売っていた『Dr.スランプ アラレちゃん』のノートがどうしても欲しくて、1枚だけ破いちゃったんです。まだ判断能力が欠けていたので。そしたらお母に見つかりまして。そのノートをすぐに買ってくれたんですけど、そのまま警察に連れて行かれて、『もうあなたとは二度と会えない。牢屋に入ることになるから』と言われ」と、「いけないことをしたら牢屋なんだと勉強し」と、人生最大の危機と、お母様からの教えを明かした。
またコロナの自粛期間中は何をしていたか聞かれ、「一生(分)、家にい」と答えた伊藤。「ネットのコンテンツや映画を観たり、自宅にカラオケを搭載しまして、マイクも買って、家で一生(分)歌って」と話すと、会場からは笑いが。さらに「あとは「料理をしたり……」と続けると、思い立ったように「花嫁修業のような期間でした!」とコメント。「ヒゲのおじさん(兄)とずっと一緒だったんですけど、かなり鍛えられました」と振り返り、すかさず記者から「花嫁になる予定はあるんですか?」と切り込まれるも、「ないんです。悲しいけれども!」と大きな声で即答。「だいぶ鍛えられたので、これから出会う人とはうまくいきそうです」と希望的観測。
最後に「第57回ギャラクシー賞」並びに「日本映画批評家大賞助演女優賞」受賞を祝福され、満面の笑みを見せた伊藤。「頑張っていれば誰かが見ていてくれるんだなと実感しました。また新たなスタートだなと感じています。ここからまたもっともっと頑張っていきたいと思います。ビッケでの男の子役もそうですが、やったことがないことができるのが毎回楽しいです。自分にはこんな役こないだろうと、想像もしていなかった役が舞い込んできたりする瞬間がすごく嬉しい。これからも伊藤沙莉の、また違った一面を何かの役で表現させていただけることが出来たらいいなと思っています」と目標を語り、記者会見が終了した。
【関連動画】
・伊藤沙莉クランクアップで感涙コメント/映画『獣道』メイキング映像
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・伊藤沙莉&須賀健太W主演/映画『獣道』予告編
https://youtu.be/7QwGWOwCm98
・伊藤沙莉のハスキーボイスを活かしたキュートなシーズー/映画『ペット2』予告編
https://youtu.be/VylhZH02jO0
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伊藤沙莉、おうち時間に花嫁修行/映画『小さなバイキング ビッケ』公開アフレコ
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