世界各国で上映禁止…常軌を逸した実話。本物の《異常》がいま、放たれる。後悔してももう遅い『アングスト/不安』。本作を生涯最高の映画のひとつに挙げる鬼才ギャスパー・ノエ監督からの日本初公開に向けた異例のメッセージが到着。
1983年、それまでジャンル映画が存在しなかったオーストリアで突然変異のように誕生した、あまりにも”異常“かつ、あまりにも”危険”な傑作映画『アングスト/不安』が37年の時を経て、2020年7月3日より日本劇場初公開される。
実写化した実録スリラー映画。刑務所出所後の殺人鬼=狂人が感じる不安やプレッシャーによる異様な行動と心理状態を凶暴かつ冷酷非情なタッチと斬新なカメラワークを用いて表現。狂人自身のモノローグで綴る構造や全編に徹底された陰鬱なトーンなど、作品自体が”異常“であり、他に類を見ない芸術性を発揮した衝撃的作。
しかし、83年公開当時はそのショッキングすぎる凄まじい内容により本国オーストリアでは1週間で上映打ち切り、他ヨーロッパでも上映禁止、イギリスとドイツではビデオの発売も禁止。アメリカではXXX指定を受けて配給会社が逃げたという。日本でも劇場公開されず『鮮血と絶叫のメロディー/引き裂かれた夜』というタイトルで1988年にレンタル用VHSが発売されたが、世の中に出回った数は極少、ほぼ誰にも観られることなく地下に埋もれ、以降観たくても観れない作品となり現在に至る。
この度、本作の大ファンであることを公言しており、『カルネ』(94)や『CLIMAXクライマックス』(18)など、自身の作品で本作へのオマージュを捧げているギャスパー・ノエより、これまでの映画製作において強烈な影響を受けたという『アングスト/不安』の魅力と、これから劇場で鑑賞する日本人へ向けたメッセージ動画が到着。
自身の作品でないにもかかわらずここまで語り、日本初公開のためだけにメッセージを寄せるという異例の事態だ。公開当時、あまりにもサイコティックな内容にフランスでも上映が禁止され、後に発売されたVHSも極わずかしか出回っていない中、“今までに60回は観た”と驚きの発言。また、ノエは注目すべきシーンとして、斬新なカメラワークを挙げ、「見事なテクニックと映像の捉え方は絶対に観てほしいところだ。映画史上最も重要なカメラワークと言えるだろう」と撮影を担当した世界的な映像作家ズビグニェフ・リプチンスキの撮影技術を絶賛。
2020年7月3日公開
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鬼才ギャスパー・ノエ監督も「これまでに60回は観た」映画『アングスト/不安』メッセージ動画
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