映画『ユースフル・ゴースト』(英題:A Useful Ghost)特報解禁!
本作『ユースフル・ゴースト』は、1987年生まれの新鋭ラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク監督の長編デビュー作。2025年、カンヌ国際映画祭 批評家週間にてワールドプレミアを迎え、各国メディアから「ジャンルでは括れない」「驚くほど独創的」と異例の注目を集め、同部門においてタイ映画としては初選出ながら見事グランプリを受賞。さらに、米アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト入りも果たした作品だ。
タイでは誰もが知る怪談「メー・ナーク・プラカノーン」(死後も現世にとどまり、夫と禁断の愛を深めていった女性“メー・ナーク”にまつわる物語)に着想を得たという本作は、亡き妻が掃除機に宿って夫の元へ戻ってくるという奇想天外な設定を起点にしながら、記憶と忘却、個人と社会、愛と有用性といったテーマへと静かに深度を増していく。幽霊が日常に存在する世界で、人間社会の価値基準や倫理がいかに恣意的なものであるかを浮かび上がらせると同時に、「記憶すること」がひとつの抵抗ともなり得ることを示唆する。
コメディ、ロマンス、ホラー、SF……様々なジャンルを軽やかに横断しながら、環境問題や労働、政治的抑圧といった現代社会の歪みに鋭く切り込むその手腕は、アジアのみならず欧米の映画祭・批評家からも強い支持を獲得した。ジュリア・デュクルノー『TITANE/チタン』の衝撃、ウェス・アンダーソンの鮮やかで緻密な映像美、アピチャッポンの持つマジックリアリズムを引き合いに語られ、「まるでヨルゴス・ランティモスがタイに移住したかのようだ」(Screen Daily)とも評された唯一無二の味わい。そして、すべてが結びつくラストには、驚きとともに深い感動が待ち受けている。
解禁となった特報は、妻ナットの魂が宿った掃除機の姿を捉えたもの。冒頭に映し出されるのは、最愛の人を失い魂の抜けたようなマーチと、死してもなお夫に寄り添うナット。その想いの強さゆえに、ナットは掃除機の姿を借りて現世に舞い戻るが、思いがけない出来事に戸惑うマーチと、その異様な光景を見守る家族。果たして2人の愛の行方は?
映画『ユースフル・ゴースト』2026年7月10日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開
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死んだ美人妻が掃除機の姿で帰ってきた! 映画『ユースフル・ゴースト』特報
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