海外の新人監督の優れた作品の発掘に注力してきたリアリーライクフィルムズが、『オーファンズ・ブルース』『血筋』『WHOLE』など日本のインディーズに特化した映画の配給で先鋭的な活動を続けているアルミードと強力タッグを組み、まだ商業公開の目処が立っていない自主制作作品をピックアップ。《ReallyLikeFilms SHOWCASE》として、気鋭の新人監督を発掘、劇場公開する。その第一弾として、宮崎出身の矢野瑛彦監督の作品にフォーカスする。
『pinto』は、「あなたの良いところはわがままを言わないところ」と母親から言われて成長してきた若い女性が、「わがまま言っていい?」と言って寄って来た男との関係をたち切れずにいる、その日常をリアルに活写する。
若かりし頃のカサヴェテスを彷彿とさせる、不器用な人間たちの内面の葛藤と魂の静かな叫びを、俳優の肉体を通して表現していくスタイルが、矢野瑛彦監督の真骨頂と言える。
◆矢野瑛彦監督
監督の矢野瑛彦は 1985 年宮崎県宮崎市出身。短編映画、『賑やか』(2017) が札幌国際短編映画祭、ジャパンパノラマ部門に入選。長編映画 『pinto』(2016) で第4回新人監督映画祭(2017)長編部門グランプリを受賞。新作『yes,yes,yes』(2021) は、大阪アジアン映画祭インディフォー ラム部門に選出されたのを皮切りに、ドイツ Nippon Connection など国 内外の映画祭で上映され、高い評価を獲得している。またフォトグラ ファーとしての一面も持つ彼は、監督のみならず撮影も担当。エッジの 効いたクールな映像は、若かりし頃のカサヴェテスの映画のように、俳 優たちの肉体と感情をフォローし、圧巻の迫力で暴き出していく。
◆pinto
奔放な母の元で、息苦しい生活を送ってきた由紀子。代わる代わる父と 名乗る男が出入りする家で、いつも孤立していた。母は由紀子を「あんたの良いとこはわがままを言わないこと」と褒めた。由紀子のモノクロームの思春期に、わずかな彩りを与えてくれたのは、何人目かの父親。フォトグラファーらしかったその男からブレゼントされたカメラが、彼女の人生観を一変させる。──レンズから覗く世界は、途端に色彩にあふれる。そんな彼女の前に、「わがままを聞いて欲しい」という男が現れる。
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#pinto#リアリーライクフィルムズ#アルミード
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「わがまま聞いて」と言い寄る男との関係をたち切れずにいる日常をリアルに描く/映画『pinto』予告編
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