第42回ぴあフィルムフェスティバル「PFF アワード 2020」グランプリに輝いた『へんしんっ!』。いよいよ2021年6月19日より劇場公開!石田監督自身がナレーションを手掛けた<ラジオ CM 風の音声予告編>も公開!
電動車椅子を使って生活する石田智哉監督は、「しょうがい者の表現活動の可能性」を探ろうと取材をはじめた。演劇や朗読で活躍する全盲の俳優・美月めぐみ、ろう者の通訳の育成にも力を入れているパフォーマーの佐沢静枝。多様な「ちがい」を橋渡しするひとたちを訪ねる。石田と撮影、録音スタッフの3人で始まった映画制作。あるとき石田は「対人関係でちょっと引いちゃうんです。映画でも一方的に指示する暴君にはなりたくないと思っていて…」と他のスタッフに打ち明けた。対話を重ねながら、映画のつくり方も変化していく。
石田自身の心と体にも大きな転機が訪れる。振付家でダンサーの砂連尾理は、「しょうがい」を「コンテクストが違う身体」という言葉で表現した。「車椅子を降りた石田くんがどんなふうに動くのかを見てみたい」。そう誘われて、石田もパフォーマーとして舞台に立つことに。それは多様な動きが交差するダンスという関係性の網の目にみずからをあずける体験でもあった。とまどい、揺れながら、またあらたな表現の可能性が拓かれていく。
完成した映画は、第42回ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2020」グランプリに輝いた。審査に関わった映画のプロたちが「とにかく興奮した」「映画をつくる楽しみが、画面全体から伝わってきた」と激賞した。映画の登場人物たちが迎える大団円を見つめる私たちは、スクリーンから溢れ出す表現する歓びに震え、知らぬ間に「へんしん」してしまった自分自身に、心の底から驚くだろう。
◆PROFILE企画・監督・編集石田智哉(いしだ・ともや)
1997年生まれ、東京都出身。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業、同大学院修士課程在学中。中学生の頃、自分に合った学習方法としてiPadを紹介され、そこでの短編映像の制作をきっかけに映像制作に興味を持つ。大学では、哲学、写真、映画、身体論などを学びながら、3年次より映像制作系のゼミに所属する。また、ボランティアサークル「バリアフリー映画上映会実行委員」を務め、上映会の企画・運営を行う。現在、しょうがい者が創作をする過程で生まれる、身体観やしょうがい観の変化について研究している。本作が初監督作品。
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PFFアワード「グランプリ」しょうがい者の表現活動の可能性を探る/映画『へんしんっ!』予告編
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