1923(大正12)年9月1日に起きた関東大震災から2年前後を経た時期に、復興が進む東京の都心や下町を撮影した古写真が4日までに見つかった。入手したのは東京都内に住む古写真収集家、石黒敬章さん。10万人以上の犠牲者を出した大惨事から立ち直り、首都再建に取り組む工事の様子などを活写した貴重な記録。(スライドショー、写真詳細は次の通り)
①上野公園の西郷隆盛像
石垣は現在も一部残っているが
銅像はビルに隠れ道路からは見えない。
工事が始まったのは大震災翌年の1924(大正13)年9月だが
道路舗装は始まっていない。
②復旧工事で堀の水が抜かれた現在の九段坂周辺
九段会館テラス辺りから田安門交差点方向
向こう側に靖国神社の大鳥居が見える。
市電の路面と奥の車道を同じ高さにする改修工事は
1925(大正14)年着工のため、撮影はそれより前。
③建設中の帝国議会議事堂(現国会議事堂)
巨大地震で多数の建物が倒壊したが
議事堂の頑丈な鉄骨は被害を受けなかった。
撮影は1925(大正14)年6月以降とみられる。
中央部から貴族院側を写したもの。
④東京駅から皇居へ伸びる行幸通りの埋め立て工事
着工は1924(大正13)年9月で26年7月に完成。
堀の埋め立てはほぼ終わっているが
郵船ビルディングの右側が補修工事中のため
25年春ごろの撮影とみられる。
⑤赤坂見附交差点 青山通り
現在の衆参両院議長公邸の辺りから市電が走る赤坂見附交差点を撮った。
中央遠景に堀の水面が写っている。
復興事務局の「帝都復興事業誌 土木編」によると
1924(大正13)年12月にはまだ着工されていないため撮影はそれ以降。
⑥客待ちの人力車が並ぶ上野の仮設駅舎
現在の広小路口を出た辺り。
鉄道省「国有鉄道震災誌」によると
仮設駅舎完成は大震災翌年の1924(大正13)年3月。
東京~上野間が25年に高架になるのでその間の撮影。
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関東大震災後の復興活写 貴重な記録見つかる
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