領土を蹂躙されさんざんな目に遭った北条軍、特に鉢形城の氏邦と滝山城の氏照は「このまま武田軍を返してなるモノか」と相模に軍を進めます。そして武田軍の帰国ルートに待ち伏せしさらに小田原城に援軍を頼んで挟み撃ちにしようとします。北条氏照らが陣を敷いたのは三増峠。この三増峠の合戦がどのように行われたかについては様々な説があり、実はあまりよくわかっていないようなのですが、今回の動画ではその中の一つの説に沿って紹介します。
北条軍の作戦は武田軍が向かう三増峠の高台に布陣し、有利な状態でこれを迎え撃つ。やがて小田原から来る北条氏政率いる大軍が武田軍を背後から攻撃し、挟み撃ちにして殲滅するというものでした。
一方信玄率いる武田軍は、有利な高い場所にいる敵の攻撃を何とかかわし、小田原からの援軍が到着する前に三増峠を突破しなければなりません。さらに峠の北側にある北条方の津久井城からの攻撃にも備えなければなりません。
そこで信玄は部隊を3隊に分け、1隊を津久井城の抑えに向かわせ、別の1隊を志田峠方面に向かわせ待機させます。そして信玄率いる本隊が山上の北条軍に正面から向かうという作戦をとります。本隊が北条軍と戦っている最中に、志田峠に向かった山県昌景率いる別働隊が頃合いをみて北条軍に奇襲をかけるのです。
【合戦解説】三増峠の戦い②帰国する武田軍に北条軍が襲い掛かる!武田の危機を救った「信玄の神がかり用兵」
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