この映画の配信は、現日本映画新社の理解と協力によるものであり、当時の科学映画の革新を示す貴重な作品です。
補足
小林米作の探究心とキャリア
小林米作は1935年にスマトラのメダンにあるコダック社で現像と撮影技術を学び、帰国後、十字屋に入社しました。1941年には「細菌物語りー病原体編」を撮影し、顕微鏡を通じて誰も見たことがない世界を写し出すことへの探究心を抱きました。その後、南方都特派員としてジャワに派遣され、戦後は日本映画社に復帰しました。ここで最初に撮影したのが「生きているパン」でした。
「生きているパン」の技術と意義
「生きているパン」は顕微鏡微速度撮影の技術を駆使して撮影された本格的な科学映画です。この作品は、のちに岡田桑三氏の東京シネマ社に移り、「生命誕生」や「ミクロの世界」といった不朽の名作を岡田氏や吉見氏らと共に制作する基礎となりました。これらの名作の原点が「生きているパン」にあるとされます。
製作スタッフ
製作: 石本統吉
原案: 太田人吉
脚本: 新庄宗俊
演出: 奥山大六郎
撮影: 小林米作
照明: 林栄之
録音: 浦田文夫
選曲: 武田俊一
生きているパン
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