宇宙航空研究開発機構は22日午後2時37分、鹿児島県・種子島宇宙センターから、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届ける補給機「こうのとり」(HTV)2号機を搭載したH2Bロケット2号機を打ち上げた。HTV2は約15分後に地球周回軌道に投入され、打ち上げは成功。27日に高度約350キロのISSに到着する予定。
HTVとH2Aロケットの増強版H2Bは、2009年9月に初めて打ち上げられ成功。米スペースシャトルの退役が今夏に迫り、物資輸送の需要が高まる中、宇宙機構は往復機能を付けたHTV-Rの開発も進めており、2機連続の成功は追い風になりそうだ。宇宙機構の立川敬二理事長は「探査機『あかつき』の軌道投入失敗の経験を十分反映できた。将来の有人飛行を考え、信頼性を上げたい」と話した。
HTV2はISSの冷却装置の部品のほか、日本実験棟「きぼう」の実験ラック、5月からISSに滞在する古川聡さん(46)ら長期滞在員用の食料や水など計5.3トンを搭載。27日にISSのロボットアームに捕まえてもらいドッキングする。 物資の搬入後、ISSで発生したごみを積んで3月末に大気圏に再突入、燃え尽きる。来月25日(日本時間)打ち上げ予定の米シャトル到着で発生するごみも回収するため、ドッキングは最長の60日間にする方針。
今回の打ち上げでは、宇宙ごみの増加を防ぐため、H2Bの第2段部分を制御して南太平洋上に落とす実験にも成功した。
補給機2号、打ち上げ成功=宇宙機構・宇宙センター
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