独自の生態系などが評価され、今年9月、国内6件目として島根・隠岐諸島が世界ジオパークに認定された。その自然が織り成す絶景の数々を巡った。
世界ジオパークは、科学的に重要な特徴を持つ地質、美しい地質遺産を有する自然公園。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が支援する世界ジオパークネットワーク(GGN)の審査により認定される。
隠岐諸島は西ノ島、中ノ島、知夫里島の3島から成る島前、諸島で最も大きい島後の4島と180もの無人島で構成される。隠岐ジオパークにはその陸域だけでなく、離島という地理的環境や周辺の海洋生物、漁業など人の営みも含んでいる。そのため、ジオパークの範囲は沿岸から1キロと島前・島後間の海域も合わせた673キロ平方メートルにも及ぶ。
約600万年前の火山活動により生まれた隠岐諸島。島前の地形は「島前カルデラ」として日本の地質百選に選出されており、島前を構成する3島が外輪山として囲み、内海がそこを満たしている。島前、島後ともに波の浸食作用などで形成された断崖や奇岩、洞窟などが幾つも存在し、さまざまな自然の造形美を堪能することができる。
隠岐随一の観光スポット「ローソク島」は、島後北西の沖合いに海面から約20メートル突き出した奇岩で、重栖港(福浦岸壁、赤崎岸壁)から遊覧船が出航する。岩柱の頂点に太陽が重なると、ローソクに炎がともったような神秘的な光景に出会える。
島前・知夫里島「赤ハゲ山」の景色は島根半島や隠岐の島々などを一望できる大パノラマ。標高325メートルでなだらかな草原が広がり、420頭もの黒毛和牛が放牧されている。知夫里島には国の天然記念物でドラマの舞台になった「赤壁」もある。酸化して赤茶色に染まった、昇竜岩・臥竜岩の断層崖。最も高い所で海抜約200メートルもある。日本海の澄み切った青さと、赤茶の色鮮やかな岩石とのコントラストは見る者を圧倒する。
ジオパークを最も満喫できるのは、国の天然記念物にも指定されている西ノ島・国賀海岸だろう。波の浸食などで形成された断崖や洞窟、奇岩などが連なり、雄大な自然を体験できる。圧巻は高さ257メートル、海食崖では国内最大級の「摩天崖」。度重なる火山活動で形成された地層を見ることができる壮大な景観だ。このほか、イタリア・カプリ島「青の洞窟」をほうふつさせるコバルトブルーの海食洞「明暗(あけくれ)の岩屋」、大地の崩落により形成された「通天橋」、百済観音の姿にも見える「観音岩」など、自然が生み出した多様なオブジェを楽しめる。
映像素材の購入はこちらから https://www2.jiji.com/f/enq/form.php?pid=kiji
雄大で神秘的な自然を体験、隠岐ジオパーク=世界に認められた大地の公園
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ